田中防衛大臣は、衆議院予算委員会の分科会で、核開発問題を巡ってイラン情勢が緊迫した場合に、現地に滞在する日本人を救出するため、自衛隊機の派遣も検討していることを明らかにしました。
核開発問題を巡って欧米との対立が深まるイランに対し、イスラエルは、軍事攻撃も辞さない構えを見せています。
これに関連し、田中防衛大臣は、衆議院予算委員会の分科会で、イラン情勢が緊迫した場合に現地の日本人を救出する方法について問われ、「外務大臣から要請があれば、自衛隊が保有するC130輸送機のほか、政府専用機や空中給油機を準備して対応することを防衛省内で話している」と述べました。
そのうえで、田中大臣は「関係省庁と連携しつつ、事態に応じて速やかに対応できるよう検証を行っている」と述べ、自衛隊機の派遣も検討していることを明らかにしました。
外務省によりますと、先月下旬の時点でイランに滞在する日本人は、現地の人と結婚した人やその子どもを含め700人余りに上っています。
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