トゥルー・クライム(1999)TRUE CRIME
【クレジット】
【解説】 「ダーティ・ハリー」、「許されざる者」のクリント・イーストウッドが製作・監督・主演した社会派ドラマ。北カリフォルニア・オークランド。地元の新聞記者エベレットは服役中の死刑囚に死刑執行前の最後のインタビュー取材を行うことになる。自分の“カン”を何よりも信じるエベレットは彼が無実であることを確信、ひとり事件の洗い直しを始めるが、死刑執行まで残された時間は既に12時間を切っていた……。 【ユーザー評価】
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。 【ソフト】
【レンタル】
【その他のおすすめ】
インタレストマッチ - 広告の掲載について
| 注目のDVD ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ブルーレイ+DVDセット(デジタル・コピー付) [Blu-ray]2012-04-27¥ 4,935円 → ¥ 3,652円 スーパーマン モーション・ピクチャー・アンソロジー(8枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]2012-06-06¥ 14,800円 → ¥ 10,952円 幕末太陽傳 デジタル修復版 Blu-ray プレミアム・エディション2012-06-02¥ 6,090円 → ¥ 4,466円 ケス [DVD]2012-06-06¥ 3,990円 → ¥ 2,926円 メカニック [DVD]2012-06-06¥ 3,990円 → ¥ 2,926円 ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー [DVD]2012-06-06¥ 3,990円 → ¥ 2,926円 デリンジャー [DVD]2012-06-06¥ 3,990円 → ¥ 2,926円 007 製作50周年記念版 ブルーレイ BOX 〔初回生産限定〕[2012年秋発売予定(発売日未定)] [Blu-ray]2099-01-31¥ 33,000円 → ¥ 22,498円 ナッシュビル [DVD]2012-02-10¥ 1,500円 → ¥ 1,000円 モテキ Blu-ray豪華版(2枚組)2012-03-23¥ 7,035円 → ¥ 5,110円 大都会 −闘いの日々− BOX [DVD]2012-04-18¥ 30,923円 → ¥ 22,675円 夕陽に向って走れ [Blu-ray]2012-05-11¥ 2,500円 → ¥ 1,982円 ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]2012-04-13¥ 4,935円 → ¥ 3,553円 ミッション:8ミニッツ ブルーレイ+DVDセット2012-03-21¥ 3,990円 → ¥ 2,926円 タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]2012-04-16¥ 4,935円 → ¥ 3,553円 IPPONグランプリ03(初回限定盤) [DVD]2012-03-31¥ 3,990円 → ¥ 2,870円 マイキー&ニッキー [DVD]2012-04-11¥ 3,990円 → ¥ 2,926円 ディズニープリンセスBOX 2012 (期間限定) [DVD]2012-04-18¥ 12,600円 → ¥ 9,239円 湖畔のひと月 [Blu-ray]2012-03-07¥ 2,500円 → ¥ 1,733円 |
主人公は独特の勘で真相に迫る敏腕記者だが、独断専行の一匹狼タイプなので職場では煙たがられている。仕事一筋で家庭を顧みない上、酒と女にだらしないので、妻からも愛想を尽かされかけている。
この種の「仕事は一流だが家庭人としては失格」という、精神の中庸を欠いたマッチョ志向のヒーローは定番ではあるが、本作における人物造形は一捻りしてある。
それは「老い」の要素である。真相を突き止める嗅覚を持つ一流記者を自負していた主人公だが、過去の手酷い失敗で、その自信も揺らいできている。「女にモテモテ」だと自惚れていたが、その神通力も最近は失われつつある。そして、今まで浮気を許してくれていた妻も・・・全てを仕事に捧げてきた男に漂う哀愁が胸を打つ。
ラスト、一抹の寂しさを抱えつつも、勝利の余韻に1人静かに浸る主人公が格好良い。
気丈に妻子を励ます死刑囚をイザイア・ワシントンが好演。饒舌で皮肉屋の編集長を演じたジェームズ・ウッズも少ない出番ながら存在感があった。『アリー my Love』のルーシー・リューがカメオ出演。
自分は専らハーゲンダッツですけど。
事件の真実に気付いた彼と編集長の会話がカッコイイ。
自分の勘を信じる男と、疎んじながらも送り出す男。友情を感じる。
しっかし、動物園のスピード巡り。ありゃ娘が気の毒だわ。
家庭に向いてない人間ているもんな。
手柄を立てた後に復縁してたら嫁は最低だと思ったが、そうじゃなかったので、そこもまたカッコイイ。
刑務所での家族とのやりとりとか、細かいとこがよくできてるし。
無実の罪で死刑寸前っていう、ややワザとらしいシュチュエーシ
ョンや、ギリギリで助かるってことも、娯楽映画としては、アリ
かなと思う。
最初は、刑務官達を話の通じないような存在と描いてるのかなと
思ったが・・・
冤罪だって連絡があったら直ぐに対応してたから、そういう訳で
もなかったんだね。
拳銃なんて持ってなかったとか、ポテトチップの棚の位置が変わ
ったことに気付かないとか、目撃者の記録が残ってないとか、
重犯罪の裁判で、そんないい加減なことがあり得るのか?っていう
点に目を瞑ることができれば、楽しめる。
イーストウッドは、酒、煙草、女、汚い車、そして自分の勘を信じ
ることで生きてきたんだけど、家族も逃げ出しちゃったとw。
それでもオレは、周りの奴等と衝突しながら自分のやり方を貫いて
いくぜ!っていう、カッコよくもあるし、ちょっとカッコ悪くも
ある、男を描いた作品かな。
そーゆーのが、唯一の正しい生き方だとも思っちゃいないが、他の
生き方なんてできない!って感じかな。
途中で1回負けちゃうし。
かっこ悪いのが、カッコいいとも言えるかも。
「で、どうだった?」「ボブの女房か、悪くない」
「オレも狙ってたのに」
「手出すなら、オレの女房にしろ」「もう出したさ」
って会話は笑えたw。
その意味では古典的な作りとさえいえるかも知れない。彼の時として難解な、晦渋に充ちた作品とは相性の合わない私だが、それならそれで楽しんじゃうか、と肩の力を抜いて向き合えるのだから。そしてこの作品に関しては、それで十分なのかも知れない。
に嫌悪感を抱く人にとっては爽快な作品だと思う。救えてるしw
細かいツッコミ所をあげればキリがないが、
娯楽ってことでいうと、とても佳作だと思う。見る価値有り!!
しかし執行時間が刻々と迫ってくる場面にはすごい緊張した。「冤罪」という悲しい結果には決して終わってほしくない。「犯罪さえしなければ死刑になることはない」、必ずしもそうとは限らない社会の恐ろしい一部分を切り取っていたと思う。
冤罪や死刑制度なんて自分とは何の関係も無いものだ、と思っていた自分にとっては、考えさせられる映画だった。
実力派俳優たちが揃っていて、力の入った演技をしていたと思う。そのためか骨太、とはいえなくてもシリアスなドラマとして仕上がっているように思える。主人公の身辺の話も取り入れることにより、本来追い詰める側である主人公が、逆に追い詰められていく状況を作り上げているものの、冤罪の黒人とその家族が一番印象に残ってしまった。
他にもジェームズウッズや、バーナード・ヒル、「編集長のボブ」をやっていた俳優らが良かった。まさか最後にルーシー・リューが出てくるとは思わなかった。
作品的にはどうってことない安易なハリウッド映画である。期待した私がバカだった。
ジェームズ・ウッズ出番少な過ぎ。
ちょっとしたマスコミ批判も込められている気がする。死刑囚の「最後の晩餐」のメニューをニュースで流すなんて、趣味が悪すぎ。
最後もアメリカ人好みの安易なハッピーエンド。
「生きてるんかい!!!」
と彼女と二人で突っ込んでました。
死刑囚とその妻の方がよっぽど気になる存在だった。
(と、ラストの背中でイーストウッドは言っているようにオレには思える)
でも自分の「鼻」に嘘を付いたら自分がダメになってしまう。
体制に対する怒りでも無く、悪人退治でも無く
おまけにモラルも無い。自分はまだまだ衰えちゃいねえーぜ!と
そーゆーのを確認するのに自分自身の為にやってるような。。。
それでもストーリーが面白かった良いのだが、ご都合主義。
この監督が主演する為だけに作ったような。。。
ストーリーは、社会派ドラマとしてはまあまあの出来。死刑までのタイムリミットが12時間と短い為、そこそこの盛り上がりをみせる。しかし、細かく見ていくと短時間で事件を解決させる為か、不自然な設定になっている個所が散見される。特に、真犯人発見までの過程はいかにもご都合主義という感じ。登場人物も主人公以外は描写が不十分で、まったく印象に残らない。せめて、死刑囚の男の苦悩くらいはしっかり描いて欲しかった。
と、いろいろ文句もあるが、全体的に見ればよくまとまっている。イーストウッドの魅力全開とはいかなかったが、渋いアウトロー的な雰囲気は十分楽しめるので、個人的には好きな作品。
一人のヒーローの活躍に救われる・・・。って、そんなぁ。
これってさ、「ザ・プレイヤー」の劇中劇で
ブルース・ウィリスとジュリア・ロバーツが
「共演」してた、「ハリウッド映画の典型」と
まんま同じだと思いません?
いくら何でも物語が陳腐にパターン化されすぎだよ。
僕は、この作品は近年のイーストウッド作品では
久々の凡打だと思う。
確かにイーストウッドと死刑囚が交わす会話の場面など、
さすがと思わせる箇所も、いくつも垣間見られるけど・・・。
「最後はハッピーエンドだろう・・」と思いながらも緊張感が持続するストーリー展開は見ているほうを釘付けにさせる。
「本質を見抜く力」(鼻が利くと表現してるが)を誇りにし、限られた時間のなかでその直感をたよって問題解決していく姿が実に格好いい!
イーストウッドの映画は、昔から好きで観ているけれども、まだまだ現役で余裕の一本。
作品を貫く体制への反骨精神、キャラクターの変わらぬ愛すべきアウトローぶり...。
旧作をじっくり見直したくなる余裕の一本。