「あんな記事掲載されちゃあ、観光客が来なくなって商売あがったりだよ!」
本誌は前号で『東北・関東の観光地放射能汚染MAP』を掲載したが、高い放射線量が計測された栃木の観光業者から強い抗議の電話を頂いた。無論、特定の地域を誹謗(ひぼう)する目的はない。だが、政府や自治体がきちんと線量を計測し情報開示しているのか信用できない以上、実測値を示すことが必要なのも事実である。
今回は、先週掲載しきれなかった東京近郊の観光・行楽地、44ヵ所を再調査してMAPを作成、収録した。使用したガイガーカウンターは、先週と同様ロシア政府公認の『SOEKS』。測定方法は1地点あたり、地表から1mの高さで、連続5回計測をしてその平均を記録した。
本誌では、神戸大学大学院海事科学研究科の山内知也教授(放射線計測学)が目安として挙げる「毎時0.16マイクロシーベルト」を〝危険水域〟とする。この数値の場所で1年間生活を続けると、年間の被曝量が政府が注意喚起する1ミリシーベルトに達する計算だ。
数値が高いのは何も北関東ばかりではない。東京都内を見ると、多くの皇居ランナーたちが走る、皇居外苑の馬場先門付近と学習院大学の0.21マイクロシーベルト、永田町・国会議事堂正門前では0.18マイクロシーベルト、買い物客で賑わう上野のアメヤ横丁で0.16マイクロシーベルトだった。
東京よりも福島第一原発との距離が離れている横浜は、みなとみらいの中心であるランドマークタワーが最も高い0.23マイクロシーベルトを記録した。
7月24日に商売の神様・関羽の誕生日があり多くの人出が予想される、中華街・朝陽門前が最も低い0.12マイクロシーベルトと、幅がある結果となった。
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