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外科手術への影響必至 苫小牧市立病院常勤麻酔医不在問題
(2012年 3/3)
苫小牧市議会定例会で2日午後、苫小牧市立病院の常勤麻酔医が不在になる問題について理事者側は、「外科手術などへの制限は避けられない」などと述べ、診療への影響を示唆。引き続き医師確保に力を注ぐ考えを強調した。
渡辺満氏(共産)の代表質問に答えた。理事者側は「非常勤医師の派遣が検討されている段階」とした上で「外来や入院、外科系手術は一定の制限が避けられない」と答弁。現状で患者への影響があるとの認識を示した。
さらに、2012年度病院会計予算案は「現状の医師数を確保できるという前提で策定している」と答え、今後必要な段階で予算を見直すことを示唆した。
岩倉博文市長は「患者、市民に与える影響を最小限にするため、昨年11月から全力を挙げて取り組んでいる」と説明。常勤医師の確保については「報告できる段階ではないが、動いている案件もある」などと答え、継続して医師確保に力を入れる考えを強調した。