米大統領選:共和党・バックマン下院議員が撤退宣言

2012年1月5日 10時45分 更新:1月5日 12時35分

記者会見で米大統領選からの撤退を宣言した共和党のバックマン下院議員=2012年1月4日、AP
記者会見で米大統領選からの撤退を宣言した共和党のバックマン下院議員=2012年1月4日、AP

 【デモイン(米アイオワ州)古本陽荘】米大統領選の共和党候補として名乗りを上げていたバックマン下院議員(55)は4日、デモイン郊外のホテルで記者会見し、「昨晩、アイオワの人々は明確に意思を表明し、私は退く決定を下した」と大統領選から撤退することを宣言した。

 バックマン氏は、今回の大統領選で唯一の女性候補。保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会運動)」の支持を受け、昨年8月のアイオワ州の大統領選の模擬投票で1位となったことから一時は脚光を浴びた。だが、発言に事実関係の誤りが多いことなどから、大統領としての資質を疑う声が徐々に高まり、事実上6人で争われた3日のアイオワ州党員集会では、得票率5%と最下位に終わった。アイオワ生まれで、アイオワで重点的に活動していただけに、これ以上の選挙戦継続は困難と判断した。

 一方、アイオワ党員集会で5位に終わったペリー・テキサス州知事(61)は4日、簡易ブログ上で「サウスカロライナに行く」と表明した。「選挙戦を続けるか検討する」と戦線離脱を示唆していたが、保守派の地盤であるサウスカロライナ州の予備選(21日)で捲土(けんど)重来を期す考えだ。

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