「ドロップシッピング(DS)」と呼ばれるインターネット商法をめぐり、うその説明で契約料をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は3日、詐欺の疑いでネット事業会社「サイト」(東京都台東区)の実質的経営者、権成謙容疑者(41)=墨田区京島、韓国籍=や同社関係者ら7人を逮捕した。いずれも容疑を否認している。
警視庁によると、DS商法をめぐる逮捕は全国初。生活経済課は2008年以降、全国の427人から総額4億1千万円をだまし取っていたとみて、裏付けを進める。
権容疑者はサイト社以外にも複数の会社を経営し、ネットに関わる詐欺行為をしていた疑いがある。