ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 京都 > 記事です。

京都

文字サイズ変更

東日本大震災:震災がれき処理、府が「みんなの力で」賛同 プロジェクト参加へ--知事表明 /京都

 静岡県知事ら8首長が11日を目指して設立を呼びかけている連携組織「『みんなの力でがれき処理』プロジェクト」について、山田啓二知事は2日の定例記者会見で、府として賛同し、参加する意思を明らかにした。【入江直樹】

 プロジェクトは震災廃棄物(がれき)の広域処理を進めるために自治体間で情報を交換し、一致協力するのが目的。細野豪志環境相が設立を提案した。既にがれきを受け入れたり、受け入れに積極的な静岡や神奈川などの県・市の首長が呼びかけ人になっている。

 山田知事は「広域処理しなくてはいけないのは事実。関西広域連合で基準づくりを進めているのに(連携には)関係ないというのはおかしい」と説明。その上で「住民(の意思)は無視できないし、市町村の力を借りる努力もする」と受け入れへの府としての姿勢を述べた。

 広域連合では現在、がれき受け入れを表明した大阪府が定めた1キロ当たり100ベクレルというセシウムの数値を基準にして、受け入れ検討を進めている。山田知事はこの値について「食料で言えば食べてもいい基準。放射能に汚染されていないものしか受け入れないのが前提だ」と受け入れへの理解を求めた。

毎日新聞 2012年3月3日 地方版

 
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド

毎日jp共同企画

特集企画

東海大学:東日本大震災から1年。地震はいつ来るのか。

難しいといわれる地震予知に挑む、

地震予知研究センター長、長尾教授に聞く。

知ってほしい 岩手・宮城のガレキのいま ~1日も早い復興を目指して~ 写真展

岩手県・宮城県に残る災害廃棄物の現状とそこで暮らす人々のいまを伝える写真展を開催中。