2012年02月26日

大阪宴会

/中華そば住吉@布施にて中華そば/麺厨房 華燕@大阪府高槻市にて汁なし担々麺/ROUTE271/メン太ジスタ@玉造にて中華そば/ケーキ屋さんでお喋り/麺屋わっしょい@寺田町にて男の根性黒醤油/

 中華そば住吉@布施(大阪市東成区)ホームページ)にて中華そば500円。
 東梅田から谷町九丁目までは谷町線、谷町九丁目から新深江まで千日前線、新深江から地上に出て真東に歩くこと10分
 朝8時半から営業しているので遅くとも9時前には食べなければダメだと思うのですが、寝坊してしまって到着したのは10時、ダメダメじゃん。
 店内に入ろうとするとお客さんが食べ終わって出てくるところでしたので、少し待ってから入店しました。

 四角形の2辺だけのカウンターが4席ずつの店内、店員さんとお客さんの距離がもの凄く近いので、常連さんは「○○さん、いらっしゃい。大ネギでいいですか」と挨拶されていました。
 高井田系の源流だけあって、メニューは「中華そば」「チャーシューメン」「ワンタン」「ワンタンメン」などの6種類のみ。
 トッピングのネギやメンマの増減はお願いすれば出来るようでしたが、お願いの仕方が分かりませんでした。
 朝早くから営業しているから極細麺を沸騰したお湯で一気に茹で上げ、数分で出来上がってくるかと思ったらそうではなく。

 どちらかと言えば太麺を小さめの寸胴でじっくりと茹で上げていて、盛り付けは手際はいいけど超高速ということはなく、前客と私の分は一緒に出来上がったので前客は10分ほど待たされたのではないでしょうか。
 お盆もトレーもなくラーメンドンブリだけでの提供、レンゲもお願いすれば付けてくれそうですがお願いの仕方が分かりませんでした。
 ドンブリを持ち上げてスープから飲んでみると、「うわぁ、濃いな」と思わず声に出てしまうほど濃い醤油味のスープ、鶏ガラ出汁ではありますが醤油の味が支配的です。

 それでもこの醤油味がとても美味しくて、味見の一口ではなく二口、三口と飲んでしまいました。
 麺は中太麺、関西には細うどんといううどんが立ち食いそば屋さんで食べられますが、まさにそんな感じです。
 もちもち感がしっかりと感じられて朝から大盛りで食べたくなる味わいです。
 チャーシューは「肩落とし」みたいな三角形のが数枚、予め切り分けられているので固めぱさつきめではありますが、スープを吸わせて食べれば美味しいことこの上なし。

 メンマに青ネギ、青ネギは九条ネギっぽい(自信無し)美味しさで、この濃口スープに実に合います。
 ご馳走様でした。
 お客さんの中にはお持ち帰りをお願いしている人もいて(値段等不明)、スープは焼酎やウィスキーの瓶に入れて渡されていました。

 さて、店先で友達と待ち合わせて鴻池新田の名店へ行こうとするも、臨時休業、今回の大阪遠征のメインイベントだっただけに代わりのお店が全く浮かびません。
 もう1人の友達をピックアップしてとりあえず北へ。

 麺厨房 華燕@大阪府高槻市にて汁なし担々麺750円、温かい麺、普通麺、辛さ5倍。
 高槻駅(摂津富田駅)から何度も歩いて食べに来た(1回は振られもした)きんせいの近くなので、最寄り駅から徒歩30分は覚悟しなければなりません。
 大きな団地の真ん中にあるショッピングモールの中華料理店、中華料理屋から麺料理屋に特化して大繁盛したとのこともあって、殆どのお客さんが担々麺を食べています。
 お店に入ろうとすると満席、待ち客シートに名前を書いてしばらく待ちますが、店先に張られたメニューや雑誌の切り抜きを読んでいると待ち時間もあっという間でした。

 小上がりが3卓、カウンターは16席と平均的な郊外の中華料理屋さん、厨房もホールもフル回転です。
 メニューは醤油ラーメン、塩ラーメン、から始まっていて看板メニューの担々麺は「(スープがある)担々麺」「(トッピングが多い)スペシャル担々麺」「汁なし担々麺」の3種類。
 麺は普通と太麺が選べ、汁なしは暖かい麺と冷たい麺が選べ、辛さは控えめ、ノーマルから5倍まで6段階から選べます。
 しばらくして小上がりに案内され、各々オーダーしてから出来上がりを待ちます。
 卓上の調味料を見てみると具入りラー油とハバネロと山椒(マジックで『さんしょう』と書かれています)が置かれていて、後で掛けてみようかという気分になりますね。

 少し待っていると、角盆に乗せられて友達の担々麺700円の辛さ3倍、私達の汁なし担々麺750円は私だけ辛さ5倍です。
 ナッツとおろしニンニクが角盆に乗せられていて、お好みで加える方式です。
 先ずは麺を引っ張り上げて全体を良くタレと絡めます。
 トッピングはドンブリの半分を覆う挽き肉と、白髪ネギ、やや温泉玉子、はポピュラーですが、細切りのシソの葉、ミョウガは関東圏ではあまり馴染みがありません。
 シソの葉とミョウガは一年中食べられなくもありませんが冬に味わうことが多いので、季節によって変えているのかなぁ、と考えながら良くかき混ぜて、と。
 麺を手繰って食べてみるとしっかりした辛さをまとった挽き肉の味わい、酸味は殆ど感じませんがタレがしっかりしているからか、かなり美味しいですね。

 ラーメン屋ではない中華料理屋の味わい、次回も汁なしを食べるか、それとも汁ありかは大いに迷うところです。
 途中からカラッと素揚げされて小さめにカットされたナッツを入れて食感を少し変えます。
 おろしニンニクも入れてみましたが、ニンニク好きの私にはたまらないニンニク独特の辛さが加わってさらに美味しくなります。
 麺を少し残したところで、味見を兼ねてハバネロと山椒を加えてみると、まさに激辛、初めっからこの激辛でも構わないけど一般ウケはしないだろうな。
 残ったタレをかきとるご飯を頼むわけにはいかないので、タレが残らないように食べ終わってご馳走様でした。
 他のラーメンも気になるところですが、次回の訪問があるとすれば担々麺を食べてしまうだろうな。

 ROUTE271にご挨拶
 有名はパンやさんで、変わり種としてしめさばパンがあるとのことでしたが売り切れていました。
 大阪の友達には公共機関だけではとても行かれないラーメン屋さんに連れて行ってくれることに大変感謝していますが、こうしてラーメン屋さん以外のお店(パン屋かカフェなど)も紹介してくれるのがとてもありがたいです。
 ROUTE271とは国道271号線のことではなく店主さんの名前(フナイさん)が由来で、高槻駅そばにここのパンを食べながらコーヒーを楽しめるカフェをオープンさせたとのことです。

 大阪市内に戻ってきてメン太ジスタ@玉造(大阪市天王寺区)にて中華そば650円
 去年の暮れにオープンし、早々とテレビ出演を果たして一躍有名店に仲間入りしたラーメン屋さんです。
 新進気鋭の新規店、古参の老舗店も食べ歩きたいし、地に根ざしたチェーン店の味も確認したい、それ以外もお店となると多すぎてどこにするか決められないほどですが、こうして決めてくれるととても助かります。
 既にお昼時は過ぎていますがお店は満席でしたので少し外で待ちました。

 店員さんに案内されて店内へ、狭い小上がりの先に券売機が置いてありますので先に店先で決めておいたメニューの食券を買います。
 ラーメンのメニューはかけそば、中華そば、ワンタンメン、めん太そば、後はトッピングが数種類、餃子、唐揚げ、ライスなどなど。
 ぐるりと店内を見渡すとカウンターが8席程度、4人掛けのテーブルが2卓程度、あまりの繁盛ぶりに店員さんの手が回らずにテーブル席の半分はお冷やなどを置いて客席として使っていませんでした。
 友達はラーメンを食べるだけではなく餃子や焼酎(飲みたかったなぁ)を飲んでいる人もいました。

 少し待ってラーメンが運ばれてきましたが、特に香りが立っているという感じではありません。
 鶏ガラを中心に野菜や昆布ダシを合わせ、魚粉を添えた感じのスープ、いま大阪ではこういうスープが流行っているのでしょうか。
 細麺はスープとは別々に考えられたようで今ひとつピンと来ませんが、今日はもう3杯目なので味が分からなくなっているのかも知れません。

 大きなチャーシューは歯ごたえがあるわけでも柔らかいわけでもなく、ドンブリを半周するような穂先メンマは「なぜ?」な立ち位置、たっぷりの薬味ネギは包丁の入りが甘いようでした。
 後から後からお客さんが入ってくるようで、急な大量の来客に対応しきれない感じもしました。

 近くのケーキ屋さんでお喋り、夜のイベントまで時間つぶしですな。
 なにやら有名なお店のようですが、ケーキはおろかスイーツと称される甘いもの全般が苦手なので全く分かりません。
 ケーキの味は分かりませんけどお店の雰囲気や店員さんの接客、他のお客さんの動きでこの店がどのくらいのレベルかは分かります。

 友達はケーキを食べていましたが、私はコーヒーのみ、それでも「よろしかったらどうぞ」と端材のケーキや形の崩れたクッキーを出していただきました。
 夜のイベントまで3時間以上ありましたが、コーヒー一杯で3時間ほどお喋りしてしまいました。

 夜は麺屋わっしょい@寺田町(大阪市生野区)にて男の根性黒醤油680円、ニンニク。
 随分と大阪市を下ってきて、初めて寺田町に来てみました。
 駅周辺には多くのラーメン屋さんがありますが、2階の座敷部屋にラーメン好きが集まるとのことでドタサン(土壇場で参加)させていただきました。
 我々が先に部屋に入り、少し遅れてきた友達は数年前まで神奈川にいたと言うことで話しを振ると、なんと小田急線で数駅しか離れていないとのことで、いきなり神奈川話しで盛り上がってしまいました。

 東京ではラーメン屋さんにて飲んで食べる(大抵が貸し切り)ことが流行っていますので、この店でもそうかと思ったら「お酒は持ち込んで構いません」「つまみはラーメンのトッピングくらいしかありません」とのこと。
 それでも、主催者の友達(初対面で『友達』とはどうかと思うけど)が焼酎の一升瓶を2本も持ち込んできましたので、何の意味もないのに「飲み切らなければ」とほぼ生で飲んでしまい、翌日二日酔いという。

 で、神奈川出身の友達はフードファイターでして、「麺1kg、野菜1.8kg、肉800g、スープ800cc、背脂40g、合計4.5kg」の祭盛りダブルをさらっと平らげていました。
 大盛り無料ではないので時価3000円とのこと、(神奈川出身なので)「ラーメン二郎なら『店主の愛情』ということでこのくらい量でも1000円かからないんだけどな」と言っていました。
 ちなみに彼は、ラーメンの後でご飯大盛り(いわゆる日本昔話盛り)を3杯食べていましたし、さらに驚いたのは「お店に来る前に時間があったのですき家で牛丼を3杯食べて下地を作ってきた」とのことでした。

 さて、私はごく普通の並ラーメン、関東で「野菜大盛り」の場合は中本以外は殆どが「茹で野菜」ですが、この店は炒め野菜でキャベツとモヤシが半分半分、の上に豚バラ肉が80gほど乗せてあります。
 スープは豚骨出汁で甘めの醤油ダレ、さらに甘めの背脂と全体的に甘い方向を目指しているのでしょうか。
 太麺が実にスープに馴染んで美味しく、特定の嗜好のお客さんではなく幅広い客層へのウケを狙っているのでしょう。

 これは美味しいですねぇ、2号店、3号店もあるそうですが、ますます大阪に来なくては行けませんね。
 主催者への特別サービスとして金箔のドンブリも用意され、ヤバ麺(男のまぜ麺)にピッタリでした。
 他にもつけ麺や濃厚魚介も用意されていて、何度か通いたいお店の一つが増えてしまいました。

 さて、この店に60回以上通ったお客さんのみが使えるVIPルーム、VIPゆえに撮影厳禁でしたしネット公開も禁止されていました。
 近々取り壊すと言うことで期間限定で撮影が許可されましたので、最初で最後のネット公開になるかと思います。
 お祭りをイメージしたラーメン屋ということもあって、店主さんの完全な趣味で作られた射的場、天井はブラックライト、ダーツもあってラーメンを食べ終わってからひとしきり遊んで。

 というは初めてお店に来てここまで良くしていただいていいのだろうかと、もの凄く恐縮してしまいます。
 最後はお店側の心づくしと言うことでアイスを頂きました。
 というか、ここでも3時間ほど長居してしまい、とっても楽しませていただきました。

 激しく素敵な大阪での一日を過ごし、お店を案内してくれた友達には感謝してもしきれません。
 心の底からありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願いします。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
>油揚げされて小さめにカットされたナッツを入れて食感を少し変えます。

とありますが、油で揚げているのだから揚げたナッツを油揚げしたとは言いませんよ。油揚げとは薄切りにした豆腐を油で揚げた食品のことです。「油揚げされて小さめにカットされたナッツ」は「素揚げして小さめにカットされたナッツ」と普通は言います。
Posted by 773 at 2012年03月04日 14:58
773さん

 ご指摘ありがとうございます。
Posted by ふらわ at 2012年03月04日 20:30
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