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政治
中国の抗日記念館に抗議せず 首相、名古屋市長の南京事件発言を静観
2012.3.1 19:35
[野田首相]
野田佳彦首相は1日の衆院予算委員会で、中国・南京市の「南京大虐殺記念館」や中国各地の抗日記念館について「造られてから相当な期間がたっている。突然何か言うことが妥当かを含め、慎重に検討したい」と述べた。自民党の下村博文氏が質疑で、反日的な展示に「抗議すべきだ」と主張したことに答えた。
首相は、河村たかし名古屋市長の「南京事件はなかったのではないか」との発言に中国側が反発していることに対し、「南京市と名古屋市との関係の中で早く適切に解決されることを期待したい」と語った。中国が「30万人虐殺」を主張していることには「どれくらいの規模だったかは諸説ある」と述べるにとどめた。
首相は民主党が野党だった平成21年3月に出版した松下政経塾出身者との共著で「ことあるごとに中国は大虐殺を持ち出す」と批判していた。
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