前回のあらすじ
仲間が増えた!
ギルドでの仲間です
結構嬉しいと思います
第一章 魔王編 物語の始まり
6話 ・・・俺って綺麗?(変態じゃないよ)
ねむい~。うぅ~ん・・・。
俺がいるのはギルドで貸している宿の一室。
「もう朝か~。ふぁ~」
俺は昨日お昼あたりに寝たんだがどうやらずっと眠っていたらしい
まぁ、一日寝てなければそうなるのも不思議じゃない(?)かな。
む・・・?
「・・・おはよう」
「あ、おはようございます」
俺の目の前にいるのはラウ。犬の獣人の女の子だ♪
・・・なんでここにいるんですか?
「・・・じゃ」
そういってラウは部屋を出て行った。・・・なんだったんだ・・・・?
ふむ、とりあえず受け付けとかがあるとこに行ってみようかな。
あそこで食事とか取れるらしいし、という事で俺は髪の毛を束ねないまま完全にダメ人間だろみたいな服装で行く事にした。
廊下を歩いていく、ときどきすれ違う男の視線がうぜぇ。
それにしてもなんで見られてるんだ俺?
んで、目的地についた。
全体を見てみると何個かある机の一つに、昨日仲間になったラウ、ラルド、エミリィ、ライルがいた。
ライルは仮面もフードもつけていて当然目立っている。
「おッは~」
ふむ、俺の挨拶古い。
するとラウを除く三人かこっちを見て
「「「・・・誰?」」」
え?まさかの一日でお忘れですか?
あ、そういえば俺昨日名前言い忘れた・・・
まぁ、とりあえず自己紹介をしよう!!
「わたくし、景山徹夜ですよ~
昨日お仲間に入れてもらった方ですよ~」
うう、一日で忘れられるんだなんてさびしいな・・・俺。
「ああ、そういえば名前聞いてなかったですな、すまぬ。つい、うかれて」
ふむ、今頃ですか。
あと何に浮かれてるのか俺はわからんのですが・・・
「・・・で、あなた誰?」
フードをかぶった仮面のライルが聞いてくる。
「え、だから言った…─」「いや、そうじゃなくてね」
小柄のエミリィが俺の言葉にかぶせてきた。
ううぅ、泣きそうになって来た。・・・どういう意味ですか。
「「「なんで女性なの?」」」
は?なに?俺が女装をしてるとでも言うんですか!
失礼な人たちだっ!
「ふむ、説明が足りないようだ、ようするに髪の毛を縛ってないから女性に見えるんですよ」
ラルドの説明が入る。え?そう・・・なの・・・?
「しかも相当きれいな女性」ラルド
「うらやましいぐらいに、ね」エミリィ
「・・・きれい」ライル
「・・・ケーキ」ラウ
の言葉だ。なん・・・だと・・・・ッ!!
・・・とりあえず髪の毛縛ろう
ケーキをラウに渡しながら髪を縛る・
「ふむ、昨日と変わらずの顔・・・。髪の毛を縛る縛らないで相当変わりますな」
失礼な。これでも同じ顔です。
とりあえず食事を取る。
フードはかぶんなくてもいつもどおり真っ黒なコートを着ている。
あとで思いついたんだけど中にも闇を仕込めば十分涼しいという。
闇は秘密にしている。嫌われんのは嫌でね。
そういえばこのギルドの食ったりできる集まる場所で必要なものは買えるらしい、便利ですなぁ~。
メリケンサックでも買って・・・やめとくか~。修学旅行でもあるまいし・・・。
新聞みたいなものをラルドは読んでいるし、ラウはケーキと格闘中、エミリィはラウのケーキを興味ぶかけに見つめていたのでケーキを渡したら甘いだなんだかんんだで騒いでいる。どうやら本当にこの世の中にはケーキが無いようだ、ライルはただボーっとしている。
他の皆さんも俺の顔見て驚いたり、食事をしたりしている。・・・俺の顔見て驚くなや。
「む・・・?」
ラルドは新聞を見ていたと思ったら突然声をあげて俺の顔と新聞を見比べている
どうしたんですか?いきなり。
「むぅ~、徹夜さんかこれ?」
ええ?いきなりなんですか?
「徹夜さん、これをご覧になってくださいな」
新聞を見てみるとこんな事が書かれていた
『◎×新聞
王妃様がまた王様を黙殺して国の警察やらへの命令!(黙殺で有名なのか)
今度の命令はとても簡単。
王妃様お気に入りのあるお方がいつの間にかお城から抜け出したとのこと。
黒髪、黒い目、背は高く、スラリとしたイケメン・・・チッ(舌打ちすんな)
黒髪はへそあたりませ髪を伸ばして後ろで縛っている、その男を見つけ出し。
拘束・・・じゃなくてやさしく連れてくるようにとのこと(拘束って何だ?おい)
連れて来た者には銀貨十枚とのことです。見つけて連絡をくれたものには銀貨五枚。
かなりの美貌で有名な黙殺王妃さまが今日の朝この命令を下したとのこと(黙殺・・・)
気になるギルドニュース
今回はこの大陸でもベスト3に入る大きさのギルド『空を飛ぶ鳥』です。いきなり現れた黒いコートを来た顔を見せない者、それは怪しい者orすぐ死んでしまいそうな人を追い返す係りになっていたもうすぐAランクのBランクのグロウズさん(結局Bランクかよ)を一撃で撃破した。タフさで有名だったグロウズさんは壁まで吹き飛ばされ泡を吹いていたそうだ、当記者がインタビューしにいったところ・・・。
なんと、その人の素顔を見る事ができた!
黒髪、黒い目、背は高く、スラリとしたイケメン・・・チッ(また舌打ちしやがった)
黒髪はへそあたりませ髪を伸ばして後ろで縛っている・・・ん、あれ?
これは上の記事の人物と同じ特徴ですよね。舌打ちの場所まで(舌打ちまで載せるなよ)
・・・銀貨5枚もらってきま~す♪(おい!)』
まぁ、・・・こんな感じです
「・・・(スタスタスタ─バタン)」
逃げるべくギルドのドアをあける
(ソロゾロソロゾロ、グジャグジョグベェア)
上は人が多すぎて超うざい音。・・・めんどくせぇよ、もう・・・
『『『新聞に乗ってた人?』』』外に集まっていた人の声(30人以上はいる)
「人違いです(バタンッ)」
うおおおお!外からめっちゃ入ってこようとしてきてる~ッ!
うう~、30人程度だったら抑えられるけどあと20人来たら終わりだよ。
・・・人外な感じだけド気にスンナ。
するとギルド内では、みんなが立ち上がり。
こちらをみてきていて…だんだんとこちらに近づいてきてる。
「ひいいいぃぃぃぃぃぃぃっぃぃッ!!」
あまりの恐怖に声をあげる俺。
だけど、ギルド内の人は俺を捕まえることなくドアを一緒に押さえてくれた
ええ・・・や、やさしい。
ドアを押さえているのは俺にぶっ飛ばされたグロウズさんを中心に屈強な男達数名
「ギルド内の仲間を売るなんてことはこのギルドはしないよ、徹夜さん」
これはラルドの言葉だ。
おれがドアを離れると少しドアが押される。
『なッ!!これを一人で抑えるなんて本当にお前化け物かよ』
『吹っ飛ばされた俺が貧弱じゃなかったって証明になるなこれは!』
抑えてくれた人たちの声。うう・・・泣ける。
そういえば気になってたんだが受付の横にいるあのご老人はだれだろうか?
説明はしなかったがず~っと椅子に座ってる老人がいるのだ。
すると受付のおねえさんがその老人に・・
「マスター。これはどうしますか?」
「フォッフォッフォ」
マスターだったの・・・!?
すると老人がどこかに電話し始めた。
「あ~、馬車だよ馬車。いつもの場所にお願いできるか?
えぇん(ヤクザ風)?新聞の?ああ、それだよ、そいつを逃がすんだよ。
銀貨10枚?お前解雇されたいの?おし、それでいいんだよ、おぅ、頼んだ」
なんか電話のときのご老人の言葉使いが怖い。
どうやら逃がしてくれるようだ。
「まぁそういうこと。裏口から逃げて。はい、これお弁当、」
これは受付のおねぇさんだ。うわぁ~優しいなこの人たち。
涙が出そうだ・・・。
「フォッフォ~ゲフッゴホッ・・・まぁ、とりあえず『レーゲン』に行きなさい」
レーゲン?となりの大国だった気がする。
「あと数週間後にギルド同士の大会があるから、それに出てきなさい。
王妃様はわしが説得しとくからのぉ~、レーゲンにもうちのギルドはあるからの。
そこに行きなさい。じゃあ、いってらっしゃい。フォッフォ~ゲフッゴフッ」
せきが多いな。
まぁとりあえず、ありがとうございます、と頭を下げた。
「じゃあ、行くわよ」「久しぶりに違う国行くかも」「・・・旅」「・・・ケーキ」
ラルドさん、エミリィ、ライル、ラウの言葉。
ふむ、じゃあ、行きますか。
─ 15分後(無事馬車に乗りました) ─
うう、なんでこんなことに・・・・やだよ!こんなのやだよ!
なにをしてるのかというと・・・
なんかメイド服みたいなものを着せられて髪を縛ってるのをとかれて・・・
・・・まぁ、要するに完全なる女装です
「しょうがないじゃない、あなたのいつもどおりじゃ見つかるんだし」
がラルドさんのいいわけだった。
うぅ、もうやだ・・・
そしてこの王都の周りを囲むレンガの壁の出入り口の門まで来た。
そこを警備してる兵が中を覗く。
その中は当然五人そのうちの一人・・・俺は。
「・・・(しくしくしく)」
泣いていた。それを見た兵は心配そうに
「どうかしたんですか?」と聞いてくる。
それを聞いた俺とラウを除く三人は・・・
「「「失恋です」」」
失礼な。
「ああ・・・気の毒に、まぁ・・・どうぞ行っていいですよ」
そういうことでここを通るを許可された。
うう・・・もう、いやだ!
ときどき侍のような言葉が混じるラルドさん美女ですよ~
男じゃないですよ~
ん~、ライルさんは無口にするつもりだからあまりしゃべらなくてもいいんだけど、どうもエミリィがあまりしゃべっていない
これは少し問題だな
・・・ラウはケーキとしか言ってないな(笑)
まぁ、それはおいといて王都からも脱出です
美月からはどんどん離れていきますね~
新聞かなにかで美月はどうなっているのかはのせるつもりです
2011 7/18 訂正しました
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。