アジアといういのちの繋がりのなかにある私たち。アジアがんフォーラムは、これまで、ささやかながん医療の連携を紡ぎながら、
がんという共有課題をこの連帯のなかで、ともに乗り越えることを目指し活動を続けてまいりました。
がんという病には、遺伝的な繋がりや、生活習慣など長い時間軸のなかでの、ひとのくらしの営みや文化が色濃く影を落としています。 そして、この病は、これまで生きてきた家族・友人・大切なひととの繋がりをいま再び想いおこさせるものであり、アジア特有の絆のなかにあります。
このたびアジアがんフォーラムは、「がんと文化」について東大韓国現代研究センターと5年間の共同プロジェクトを立ち上げたことを記念して、
シンポジウム「アジアでがんを生き延びる - アジアのくらしと文化とがんと」を開催することといたしました。
東大韓国現代研究センター長の姜尚中氏の特別講演「いのちが結ぶアジアの連帯」や永六輔氏を囲み日中韓の民族的繋がりについての座談など、
遠い海のむこうに想いをはせながら、過去をみつめて未来を紡ぐ、アジアの中でいのちの繋がりについて 語りを重ねたいとおもいます。
秋も深まる文化の日の午後のひととき、アジアでがんという病をともに乗り越えることを、静かに考える時をご一緒にいかがでしょうか?
第1部 日韓中新時代 13:00-15:30 | ||
アジアがんフォーラムという試み | ||
河原 ノリエ | アジアがんフォーラム主宰 | |
赤座 英之 | 東京大学特任教授 | |
JAE KYUNG ROH | 延世大学教授 | |
アジアのがんと日本はどう向き合うのか | ||
岡本 充功 | 厚生労働大臣政務官 | |
アジアの未来を拓く懸け橋とは | ||
趙 世 暎 | 大韓民国大使館 公使参事官 | |
知の連携―共同プロジェクト 誕生によせて | ||
中野 義昭 | 東京大学先端科学技術研究センター所長 | |
[特別講演] いのちが結ぶアジアの連帯 | ||
姜 尚 中 | 現代韓国研究センター長 | |
アジアのがんと欧米のがんは何が違うのか? | ||
赤座 英之 | ||
次世代に引き継ぐもの 日中学生対話報告 |
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巻島 隆雄 | ||
山田 卓史 | ||
京 論 壇 | ||
東京大学アジア留学生 | ||
15:25-15:45 休憩 | ||
第2部 がんと文化 15:45-17:00 | ||
パネルディスカッション | ||
アジアの多様性が私たちを救う 民族誌的考察からみたがんという病 |
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パネリスト | ||
永 六輔 | 放送タレント | |
崔 吉 城 | 東亜大学教綬 | |
L i F u | 天津医科大学教授 | |
真鍋 祐子 | 東京大学教授 |