黄車掌 今の車両はハイテクすぎるから、例えばドアがちょっとでもトラブルったりすると、電車のシステムが自動的に電車を止めてしまうんです。
赤車掌 メーカーのハイテク技術がブラックボックス化してしまっているところがあって、昔みたいに電装系の車両故障を直せる人がいないんですよね。
黄車掌 そうそう、昔は車両の構造が簡単だったから、それこそドライバーとペンチで直せました。今は率直に言って(点取り)鉄道マンに直せるところがない。
赤車掌 例えばですが、今の車両のドアはモーター開閉しているものがあります。この場合故障すると何もできなくなってしまう。昔は空気圧で動かしていたので、故障してもゆっくりでも閉めることはできました。今は一度故障してしまうと次 に何が起こるか分からない。結果的に車両自体を下手に動かすこともできなくなるんです。
黄車掌 そうなったら鉄道マンの仕事は、お客さんを誘導することと車両を基地に戻すことくらいしかなくなりますね。
Charger 鉄道マンの仕事がなくなっちゃいますね。
赤車掌 ゆりかもめのように、すでに無人の車両はありますよね。いずれいらなくなってしまうんじゃないのでしょうか。
黄車掌 さみしい話です。本当は、運転士って経験がものを言う仕事なのです。同じ型でも車両によってブレーキの効き具合が違うなどのクセがあって、それを瞬間的に察することができるのがプロの仕事だと思う。お客として電車に乗っていてもコイツ下手だなとか、上手だなってすぐにわかるのですが、それが全部機械になっちゃったらそれこそ999の世界ですね。
赤車掌 そうそう。ドアを閉めるだけでも上手い下手のタイミングは大いにありますからまだまだ機械には任せられません(笑)。
黄車掌 だからもっと高みにはいけると考えているのです。
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