ＫＡＲＡ　ダンス封印　第１４回東京ガールズコレクション

　人気モデルが勢ぞろいするファッションイベント「第１４回東京ガールズコレクション」が３日、横浜市の横浜アリーナで開かれ、ヘアカラー「Ｐａｌｔｙ」のＣＭキャラクターのＫ−ＰＯＰグループＫＡＲＡが、満身創痍（そうい）の中でパフォーマンスを披露した。

　ＫＡＲＡが得意のダンスを封印した。２１日発売のアップテンポの新曲を急きょ取りやめ、バラードの「今、贈りたい『ありがとう』」「ミッシング」をいすに腰掛けたまま歌った。

　ニコル（２０）は２月１８日の韓国でのコンサートで、段差を踏み外して左足首の靱帯（じんたい）を損傷し、全治１カ月と診断された。この日は舞台裏では車いすで移動し、ステージに出入りする際は松葉づえを使った。

　また、ギュリ（２３）は２月２１日にのどの声帯結節の手術を受けたばかりのため、１人だけリップシンク（声を出さず音源に合わせて口を動かすこと）でのパフォーマンスとなった。

　スタッフによると、満身創痍でも来日したのは、５人が「日本のファンに姿を見せたい」と強く望んだからだという。ギュリはファンに「ありがとう」と笑顔で感謝を述べた。

　ファッションショーでは女優の剛力彩芽（１９）、大政絢（２１）らが初登場。何とあき竹城（６４）も出演し、ギャルメークで観客の度肝を抜いていた。

　９月１日に名古屋市のナゴヤドームで、昨年２月に続き２回目となる「東京ガールズコレクションｉｎ名古屋」（中日新聞社など主催）を開催することも発表された。