◇富士ゼロックス・スーパーカップ 柏レイソル2−1FC東京
柏レイソル−FC東京 ゼロックス杯で優勝し、カップを手に喜ぶ柏のレアンドロ(左)とジョルジワグネル=国立競技場
|
 |
格の違いは歴然だった。昨季のJ1王者・柏が、J2から昇格したFC東京を軽く一蹴だ。0−0の前半26分、カウンターからノーマークのジョルジワグネルが得意の左足で25メートル弾を決め、チーム初シュートで先制。「序盤は浮足立っていたので、チームに落ち着きを取り戻させるために大事なゴールだった」。昨季11得点のベテランの一発で流れを引き寄せた。
序盤は東京にペースをつかまれ、シュートを打てなかった。レアンドロの守備負担を軽減させる新システムが機能しなかったためだ。元の守備システムに戻し、先制点でリズムをつかむと、同43分にレアンドロがPKで追加点。東京の反撃を後半の1点に抑え、勝ちきった。
攻撃に課題を残しながらも、試合は待ってはくれない。4日には初出場のACLの初戦、7日のブリーラム(タイ)戦に向けて出発する。「日本のサッカーを世界に示せる価値ある大会。とにかく1次リーグを突破し、次のステップに進みたい」。初優勝の勢いそのままに、ネルシーニョ監督率いる柏がアジアの戦いに乗り込む。 (相原俊之)
この記事を印刷する