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【プロ野球】

杉内 さすが!!巨人の18番 6年ぶりドームにエース背番

2012年3月4日 紙面から

西武戦に先発し、3回を無安打の巨人・杉内=東京ドーム

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◆西武0−0巨人

 巨人の背番号18が、東京ドームに帰ってきた。ソフトバンクからフリーエージェント(FA)移籍した杉内が本拠地初先発。2006年限りで退団した桑田真澄以来6年ぶりに復活したエースナンバーを背に、名刺代わりの快投デビューだ。

 G党にとって特別な番号を背負った左腕がマウンドに上がると、割れんばかりの大歓声が降り注いだ。「鳥肌が立ったけど、何とか気持ちを落ち着かせて投げました。球場全体が巨人ファンという雰囲気を力に変えられたと思う」。1回、あっさり2死を取ると、対戦したい打者に挙げていた中島をこの日最速の141キロで押し込んで三ゴロ。2つの四球を出した3回も苦手としてきた栗山をスライダーで空振り三振。3イニングを無安打3奪三振に封じて“初陣”を飾った。

 奪った9つのアウトのうち、右打者から奪った三ゴロが3つ、遊ゴロが1つ。真っすぐ待ちの打者を変化球で巧みにかわし、打撃をさせなかった。「チェンジアップとスライダーで三ゴロというのは僕のピッチングスタイルの一つ。(サードの)村田には負担をかけるかもしれないけど、良い傾向」と笑った杉内。宮崎キャンプ中には、その村田や久保、実松、矢野ら1980年生まれの選手6人が集まり「55年会」を開催。V奪回に向けてきずなを深めた。同じ新加入の村田との同級生タッグは今季の巨人の目玉となる。

 原監督も「腕も振れていたし、東京ドームの良い雰囲気で投げられたのもよかったでしょう」と称賛。この地で新たな背番号18伝説を紡ぐシーズンへ。103勝左腕が最高のスタートを切った。 (臼杵秀之)

 

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