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2012年2月29日1時25分

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ようやく届いた青森の雪 那覇の児童ら「冷たいんだ」

写真:青森から届いた真っ白な雪に、子供たちは歓声をあげた=28日午後4時11分、那覇市宇栄原、谷津憲郎撮影拡大青森から届いた真っ白な雪に、子供たちは歓声をあげた=28日午後4時11分、那覇市宇栄原、谷津憲郎撮影

写真:青森から届いた真っ白な雪に「冷たい!」と子供たちが歓声をあげた=28日午後4時16分、那覇市宇栄原、谷津憲郎撮影拡大青森から届いた真っ白な雪に「冷たい!」と子供たちが歓声をあげた=28日午後4時16分、那覇市宇栄原、谷津憲郎撮影

写真:青森から届いた真っ白な雪に、子供たちは歓声をあげた=28日午後4時15分、那覇市宇栄原、谷津憲郎撮影拡大青森から届いた真っ白な雪に、子供たちは歓声をあげた=28日午後4時15分、那覇市宇栄原、谷津憲郎撮影

 那覇市宇栄原(うえばる)の学童保育で放課後を過ごす小学生ら約60人に28日、青森から運ばれた約250キロの雪がプレゼントされた。生まれて初めて雪に触る子もいて、会場は歓声に包まれた。

 海上自衛隊が17年前から沖縄県内各地に配っている。那覇市内では別の催しも予定されていたが、東日本大震災で避難して来た人たちから「被曝(ひばく)の不安がある」との声が上がり中止になった。

 この学童保育施設にも「放射能をわかっているのか」といった苦情や無言電話が続いたという。子供に雪を触らせていいか、施設側は保護者に確認して実施に踏み切った。

 この日の那覇市の最高気温は22.4度。雪の詰まった段ボールが開けられると、子供たちは目を丸くして真っ白な贈り物に見入った。小学2年の上地桃香ちゃん(8)は「雪って、こんなに冷たいとは思わなかった」と話した。児童代表は「もうすぐ春が来るので、青森のみなさんも頑張ってください」とあいさつした。(谷津憲郎)

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