中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


ケネディ復帰2発

2012年3月4日 紙面から

 名古屋グランパスは3日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで日本フットボールリーグ(JFL)のツエーゲン金沢と練習試合(45分3本)を行い、2−2で引き分けた。腰痛で出遅れていたFWジョシュア・ケネディ(29)が今季初実戦でいきなり2ゴール。7日に瑞穂陸上競技場で行われるACL1次リーグ初戦・城南(韓国)戦へ明るい兆しが見えた。

 Jリーグ2年連続得点王はダテじゃない。昨年12月3日の新潟戦(新潟)以来3カ月ぶりの実戦でケネディが爆発。ブランクをものともせず、全得点を稼ぎ出した。「きょうはチームに戻ってこられたのがうれしい。コンディションは悪くない」とさわやかに笑った。

 ストライカーらしい2得点だった。1本目の44分にはDF田中隼のセンタリングからのこぼれ球を、抜け目なく右足で押し込んだ。2本目4分には右サイドからのFW永井のクロスをボレーでたたき込んだ。ケネディは「久々に得点を決められて、気持ちよかった」。忘れかけたゴールの感触に浸った。

 ストイコビッチ監督は「ケネディが得点を決め、80分間プレーした」とこの試合一番の収穫はケネディの復帰だと断じた。代えの効かないエースの2得点は、開幕へ向けて最高の朗報だ。

 運動量もスピードも好調時に比べるとまだまだ。7日の城南戦について、ケネディは「この試合のダメージからの回復次第。出られたらいいけどね」と慎重な姿勢。一方、ストイコビッチ監督は「コンディションは100%ではないが、もっとよくなる。間に合うことを期待している」と先発起用をあきらめてはいない。

 城南戦の出場は、ギリギリまで状態を見極めて決めることになるだろうが、仮に欠場したとしてもJリーグ開幕の清水戦(10日・豊田スタジアム)には間に合う見通し。エースの長期離脱という最悪のシナリオだけは、どうやら避けられそうだ。 

  (木村尚公)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ