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ロシア大統領選 投票始まる

3月4日 6時45分

ロシア大統領選挙の投票が、4日朝から極東地域で始まり、最有力候補のプーチン首相が、大統領復帰への反発が広がるなかで、どれくらいの得票率で当選を決めることができるかが焦点となっています。

ロシアの大統領選挙には、大統領への復帰を目指すプーチン首相のほか、共産党のジュガーノフ党首、極右「自由民主党」のジリノフスキー党首、左派「公正ロシア」のミロノフ党首、それに、富豪のプロホロフ氏の合わせて5人が立候補しています。投票は、ロシアの極東地域から行われ、最も早いカムチャツカ地方などでは、日本時間4日午前5時から投票が始まっています。
ロシアでは、去年12月の下院選挙で政権側による不正疑惑をきっかけに、野党勢力が、反プーチンの抗議行動を繰り返し、プーチン氏の支持率は一時40%台まで落ち込みました。これに対し、プーチン陣営では、野党勢力に政権担当能力がないと訴えるとともに、政府や与党の関連団体を動員した選挙運動で巻き返しを図り、最新の3つの世論調査では、いずれも支持率が50%から60%を超えるまでに回復しています。このため、今回の選挙では、かつてない逆風にさらされたプーチン氏が、どれくらいの得票率で当選を決めることができるかが焦点となっています。
投票は、日本時間5日午前2時まで行われ、即日開票される予定です。