東京電力福島第1原発事故を受け、真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の僧侶でつくる宗議会(定数65)は27日、全原発の廃炉を求める決議を全会一致で採択した。
決議は「原子力発電を続けるなら、現在のみならず未来のいのちをも脅かすことが明らかになった」としたうえで「すべての原発の運転停止と廃炉を通して、原発に依存しない社会の実現」を求めている。
採択前に1人が「『言うべき時を失した』という一言が必要だ」と述べ、退席した。【田辺佑介】
毎日新聞 2012年2月27日 21時24分(最終更新 2月27日 22時15分)
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