NHK長崎県のニュース　長崎放送局

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累犯障害者　支援の成果を報告

社会福祉の関係者などでつくる研究グループが３月２日、長崎市で研究報告会を開き、罪を犯した障害者を社会福祉施設で受け入れて立ち直りの支援を行うモデル事業の成果などを報告しました。
報告会を行ったのは、罪を犯した障害者の立ち直りの支援を行っている雲仙市の社会福祉法人の関係者や大学の教授などでつくるグループで、厚生労働省の補助金を受けて、今年度まで３年間行った研究成果を報告しました。
罪を犯した障害者をめぐっては、社会の支援を受けられないまま再犯を繰り返すケースがあると指摘されていて、研究グループでは、刑務所の代わりに社会福祉施設で受け入れて、立ち直りを支援するモデル事業を行いました。
モデル事業では、障害者の被告について具体的な立ち直りの支援計画を裁判所に提出して、刑の執行の猶予を求めた結果、８件の裁判のうち７件で執行猶予のついた判決が言い渡されたということです。その上で、今後の課題として、▽障害者の被告の支援計画などを調査し、裁判所に提出する取り組みを制度化することや、▽被告を受け入れる社会福祉施設については法務省と厚生労働省が連携して事業に関わることなどが求められるとしています。

03月03日　12時24分

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