ソラカゲの街

あの、なんとも言い難い。


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☆☆☆


この本の中で「プライド」と


「自尊心」は同じように見えますが、


実は全く相反するものであるという記述があります。


私はこの二つの言葉は同じ意味を持つと


思っていたので勉強になりました。


また、摂食障害者は


「自尊心」がとても低い=自分に自身がない、


自分のことが嫌いということについて、


今までの自分を振り返ってみて納得しました。





6章に「大切な相手に病気のことを伝える」


という文章があります。


私は親に自分の病気を伝えることができませんでした。


上記にも有りますが、病気であることを伝えれば


「心配される」「叱られる」「嫌われる」


と思い込んでいたからです。


この章を読んだ時に自分のことをそっくりそのまま


書かれているのかと思いとても驚きました。


そして「自分の気持ちを上手く伝えられないために、


ストレスが溜まってかかる病気で、


コミュニケーションの練習をすることが治療になる」


という部分にもっと早く気づいていれば、


家族にも友達にも心配かけずに


済んだのかと思うととてもやるせない気持ちになりました。


母は、私が言わなくても


もちろん私の病気に気づいていましたが、


私に対する対処はほとんど何もありませんでした。


ある日から突然変わってしまった私に対して、


どのように接したら良いのかが分からなく


とてもストレスを抱えていたか、


もしくは私が自分で自分を見つめなおし


病気を克服することを期待して、


私のことを信頼して放任したかのどちらかだと思いますが、


両方の気持ちが混在していたのかも知れません。


どちらにせよ、何も言わずに私の病気を


見守っていてくれた母には感謝しています。


母の行為はこの本の中にある対人関係療法の


「どんな気持ちも受け止める」という行為に当てはまり、


実際私の症状が劇的に改善した


一因であると考えています。




☆☆☆



続く







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以下本文です。




☆☆☆




私がこの本を選んだ理由は、


私自身が摂食障害であったという過去を持ち、


また、未だにその病気に悩まされているからです。





身長167cm、体重37gまで痩せた時期がありました。


嘔吐は無かったものの、


野菜以外はほとんど何も口にせず


毎日バスケットをし、


頭の中は痩せたいという気持ちしかなく、


それ以外は何も考えられませんでした。


生理も7年間ありませんでした。





あることをきっかけに私の症状はある程度治まり、


一浪の末この大学に入学し


今では一人暮らしをしています。


しかし、一度は治ったと思っていた病気は


一番症状がひどかった時期よりは良くなりましたが、


大学生になった今でもスタイルを過剰に気にしたり、


過剰に運動したりするなど日常的に悩まされています。





私はこの病気は一度かかってしまうと




ある一定の時期が訪れるまで完治することは


絶対に無いと考えています。


この考え方も病気からくるものなのかも知れませんが、


この本を読んでも分かるように


摂食障害は周囲の目を気にする性格、


いい子でありたい、


良く見られたいという心を持っている人が


かかりやすい病気であると私も共感します。


現に私も周囲の目を常に気にし、


良く見られたい、


手のかからない人間になりたいと思っています。


この病気はその人の今までの生活してきた環境や、


小さいころから培われてきた人格が深く関わっており、


だからこそ治すことが困難な病気なのだと思っています。


この本を読んで、少しでも自分の心を


知ることができたらと思い選択しました。





この本の中で「摂食障害はストレスの現れ」


という言葉を何度か目にしますが、


本当にその通りであると感じます。


昔から、人の目を気にしてばかりいた私は


周囲の友達とコミュニケーションが上手く取れず、


自分の言いたいことも言えない、


自分の考えを述べればいじめられると考えていました。


しかし、そのことを親に言えばまた其れが問題になり、


親の期待に応えられないだめな奴になってしまうと思い、


いつもストレスを自分の中に溜め込んでいた気がします。


認められたいという心が余計にストレスになりました。


痩せたことを褒められてからは


痩せることで認めてもらうために、


ろくに食事もせず、さらに其れがまたストレスになりました。





この本のなかで『「どうせ自分は治らない」から抜け出す』


という文章があります。


摂食障害者はこの病気になることによって、


自分のバランスを保っていると言え、


そして「治る」というのは


その「バランス」を崩すことにほかなりません。


だからこそ摂食障害者は、


私が上記で述べたように


「完治することは絶対に無い」と感じるのだと思います。


全く安定していない心を


「自分は現状を維持できているから全く問題ない、


痩せている自分はみんなに認めてもらえる、


全てが上手くいっている。


だから治す必要性がない」と自分に言い聞かせて、


元の自分に戻るという変化を恐れ、


その恐れから「私はどうせ治らない」という考えに


いたるのだと思います。




 ☆☆☆



つづく





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アタシは自分の摂食障害を暴露したことは


2回しかありません。


むしろ2回は多いのかも知れません。




一回は前の彼氏さん




二回目は大学の先生に。




この大学の先生に暴露することとなった


きっかけは課題である読書感想文でした。




先生の出した課題の本の中に


摂食障害に関する事についての


本があったのです。




別に暴露する必要はなかったのですが




読んでいて思うことがあったので


この本で書きました。




正直この本の内容は


摂食障害真っ只中である私には


あまり…な内容でした。


批判するわけではありません。


でもこの病気は理屈だけでは


解決できない。




そう思うのです。




もしよければつたない文章ですが


読んでやってください。


やたらと長く


読みにくいですが…




でも珍しく表でアタシが本音を吐き出した


そんな文章でした。




次の日記に載せますので


良ければどうぞ。





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