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この本の中で出てくる「対人関係療法」とは
あくまでも「重要な他者」と自分との関係に
焦点を当てていく治療であり「食行動」や
「痩せたい気持ち」は直接扱わないのが特徴です。
この方法はいろいろな病気に使用されていますが、
摂食障害治療において最も適している
治療法であると確信しています。
摂食障害者は「自分の行動(特に食行動)」を管理されたり、
指摘や口出しされたりすることを
とても嫌うことと、
摂食障害者の多くが他者とのコミュニケーションが
上手く取れないことによって生まれるため、
病気を他者とのコミュニケーションを介して
治療することにより、
その人が摂食障害という病気によって
隠している「根本にある問題」に
直接向かい合うことができるからです。
「摂食障害は必ず治る」の章で
「痩せたい気持ちを異常であると思うのをやめる」
という考え方が治療において重要であり
その原則に従って「体型が気になるのは
自分のクセだと思うくらいのほうが上手くいきます。
「病気が治る」というのは「体型が気にならなくなる」
ということではなくて、
「体型へのこだわりが生活を乱さなくなる」
ということだと考えてください」とあります。
この考え方を見たとき、私は妙に納得し、
またこんな考え方もあるのだと感心しました。
このような考え方を摂食障害者は
なかなかできません。
(少なくとも自分が‘後ろめたい・普通でない行為’を
しているという気持ちがあるため)
症状にとらわれない考え方を身につけることは
難しいことではありますが、自分に完璧を求めないこと、
また、自分の性格を知りコントロールすることが
大切であるとこの章を読んで感じました。
この本を読んで、
摂食障害者は面白いほどみんな同じ性格で有り、
似た様な悩みを抱えているということを再度確認しました。
少しだけ自分のことが分かった気がします。
摂食障害である自分と向き合う
よい機会になりました。
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パソコンで打ったので
ケータイの方は
見づらくてすいません;
ありがとうございました。
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