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【社会】

風船放ち放射能拡散方向を調査 

2012年3月3日 15時05分

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 原発14基が立地する福井県で原発事故が起きた場合、風に乗って放射性物質がどのように広がるかを調べるため、岐阜、愛知、三重、福井4県の有志ら約40人が3日、福井県美浜町の関西電力美浜原発近くの海岸から風船1000個を飛ばした。

 原発を間近に臨む水晶浜に集まった参加者は、事務局の連絡先を記したカードを付けた赤い風船を一斉に放った。風船はこの時季の風下に当たる岐阜県方向の南東の上空へあっという間に舞い上がった。

 調査は、岐阜県笠松町の主婦笠松希代美さん(54)が発起人となり、脱原発を求める活動で知り合った仲間たちにメールを通じて呼び掛けた。笠松さんは「放射能漏れ事故があれば風下の影響は計り知れない。身近な問題と捉えてほしい」と話している。

 風船を拾った人からもらった電話で飛んだ範囲を調べる。10、11の両日に愛知、岐阜両県内である脱原発パレードの中で結果を報告する。

 風船を見つけた場合の連絡は、事務局の石井伸弘さん=電070(5643)5464=へ。

(中日新聞)

 

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