がんの再発に直面した患者や家族を支援しようと、再発の治療などと、どのように向き合ったか、経験者の体験をまとめた本が、全国の病院や自治体に配られることになりました。
この本「もしも、がんが再発したら」は、今月5日からは、がん対策情報センターのホームページでも公開されることになっています。
「もしも、がんが再発したら」というタイトルの本は、国立がん研究センターの医師と、がんの再発を経験した患者が一緒に作ったものです。
国立がん研究センターにはこれまで、最初にがんと診断されたときよりも、治療を終えたあとに再発を告げられたときのほうが大きなショックを受けたという声や、再発の治療に関する情報が少ないなどといった指摘が寄せられていました。
このため、本には、がんの再発に直面したときに、どのように感じ、どう乗り越えていったのか、さらに、再発の治療を選択したり、痛みを和らげたりする方法など、具体的な体験談がまとめられています。
国立がん研究センターの若尾文彦医師は、「再発の不安と向き合い、乗り越えた人の体験談は、患者や家族の大きな支えになるほか、医師や看護師に読んでもらえれば、患者の不安などを知ったうえで、適切な対応ができると思う」と話していました。
この本は、全国の病院や自治体などに無料で配られるほか、今月5日からは、がん対策情報センターのホームページでも公開されることになっています。
アドレスは次のとおりです。
http://ganjoho.jp
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