「復興」や「未来」など、東日本大震災の影響を受けたとみられる社名が被災地で増えていることが、東京商工リサーチの調査で分かった。再起への思いを社名に込める経営者が多いようだ。
岩手、宮城、福島の3県で昨年3〜10月に新しくつくられた会社1883社の社名を、前の年の同じ時期と比べた。その結果、社名に「復興」が入った会社が0から35社、「未来」は4社から11社と急増。「絆」や「元気」「希望」なども増えた。
地名でも「三陸」が1社から12社、「相馬」が2社から10社に増えた。東京商工リサーチは「震災をきっかけに、地元への愛着が強くなったためではないか」とみている。