国際NASAネットワークに侵入13件 機密情報の閲覧可能状態、IPアドレスは中国2012.3.3 13:47

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NASAネットワークに侵入13件 機密情報の閲覧可能状態、IPアドレスは中国

2012.3.3 13:47

 【ワシントン=犬塚陽介】米航空宇宙局(NASA)が昨年9月までの1年間にサイバー攻撃を受け、宇宙探査技術に関する機密情報の閲覧やコピー、改竄(かいざん)などハッカーが内部のコンピューターを制御できる状態だったことが2日までに、NASA監査官が議会に提出した報告書で分かった。

 報告書などによると、2011年会計年度(10年10月~11年9月)には47件の攻撃をうけ、うち13件でNASAのネットワークに侵入された。

 このうち1件では、宇宙探査技術の中核を担うジェット推進研究所(カリフォルニア州)に侵入された。ハッカーのIPアドレス(ネット上の住所)は中国で、重要ファイルの消去や複製も可能な状態だったという。

 別の事案では、ネットワークに接続するためのパスワードなど、職員150人以上分の情報が盗まれた。

 また、NASAが所有するコンピューターの紛失、盗難もあり、中には国際宇宙ステーションの制御や、すでに打ち切られた月有人探査計画の情報もあった。

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