株式会社ライブドア (livedoor Co.,Ltd.) とは、インターネット関連事業を行っている企業である。
概要
本社は、東京都新宿区西新宿に所在する。代表取締役社長は出澤剛。2007年4月2日に「株式会社ライブドアホールディングス」(現 LDH)へ商号変更。また、ポータルサイト事業などを分社化し、新たに「株式会社ライブドア」を設立した。
特徴的なサービスはいくつかあるが、代表的なのは「livedoor Blog」と「livedoor したらば掲示板」であろう。
ブログは日本国内では2番目にユーザー数が多く、有名人も多い(1位はFC2)。
したらば掲示板も、2ちゃんねると同等の機能を持つレンタル掲示板としてユーザー数、人気共に高い。
歴代社長
主要サービス
廃止になったサービス
掲示板「livedoor 掲示板」
2006年12月15日に終了。同時に投稿は全て削除されたが、災害対策の投稿を保存したウィキおよび少子化対策の投稿を保存したブログに当時の投稿の一部が保存されている。
livedoor & skype
2008年1月8日にSkype Technologies社との業務提携、満了にともない。2007年11月14日にソフトウェア配布終了。
インターネットオークション「livedoor オークション」
livedoor リサイクル
ソーシャル・ネットワーキング・サービス「livedoor フレパ」
2008年11月25日に終了。livedoorフレパ コミュ二ティ トピックを保存したウィキに一部が保存されている。
吸収分割されたサービス
インターネットサービスプロバイダ「livedoor 接続サービス」
2007年7月31日をもって、株式会社ライブドアでのサービス提供は終了。
同年8月1日より、ライブドア (1999-2002)からの営業譲渡前より回線サービスなどの運営代行を行ってきたフリービット株式会社にて提供されていたが、DTIに統合された。
登録ユーザは、livedoor メールは継続して利用することができる。
現在ライブドアがサービスをしている「livedoor プロバイダ」とは、まったく別のサービスである。
関連チャンネル
外部リンク
ライブドア事件とライブドア・ショック
同社を語る上で欠かせない一連の事件のこと。ここでは大体の内容を簡略に記す。
ライブドア初代社長・堀江貴文(ホリエモン)は非常に野心的な性格をしており、その性格は旧ライブドア社から営業権を譲り受けた後に拡大することになる。事件前のライブドア社は飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長しており、近鉄バファローズを買収しようとしたり、ニッポン放送(=フジテレビ)の株式を取得して実質的に買収しようとしたり、故郷・福岡の議員(自民・公明)として選挙に立候補したりと色々精力的な活動を行っていた。
この行為をして、厚顔無恥と言わんばかりに財界や政界など八方に手を出すホリエモンの躍進に脅威を抱く者が少なくなかったという。
2005年、日経平均株価の回復が日本経済の回復ともみなされていた頃、ホリエモンはソニー社までも買収しようと策動していた。しかしその頃、東京地検特捜部はホリエモンの「しっぽ」を掴むのに躍起になっていた。この頃に行われたリストラにより不満を持っていた者からの情報提供もあり、ついに2006年1月16日にライブドア本社及び堀江貴文自宅に家宅捜査が行われた。罪状は証券取引法違反(偽計、風説の流布)であった(余談だがこの後各メディアや2chなどのネット上で「風説の流布」が流行語になった)。
この一連の騒ぎを株主が知らないわけがなく、翌17日には大量のライブドア(及び関係各社)の株売り注文が殺到し、さらにライブドアが発行した代用有価証券の掛目(つまり証券の担保価値の割合)を引き下げるとの説が流布されるに至り、狼狽売りや思惑売り、信用手仕舞い売りなどが乱発し、株式市場は大幅な、あまりにも大幅な下落を見せた。ライブドア株価は3日続けてストップ安を記録し、約定件数も連日390万超と東証のシステム的な限界(400万件)に迫らんばかりの綱渡りを強いられた。
最終的に、事件直前は700円超であったライブドアの株価は4月の上場廃止の頃には90円台まで値下がっていた。
当然これで泥をかぶらない人間がいないはずがなかった。ライブドア社は株価総額を上げるために、通常数百株単位で販売される株券を1株から売り出していた。そのため、この時代の日本の個人投資家の多くは多かれ少なかれ"ネットの寵児"ライブドアの株に手を出していたが、その多くが強制捜査に至って文字通り狼狽し、ライブドア株を売り払おうと躍起になったのも不幸だった(1株売りも1件のため)。
これに乗り遅れ、投資家恐怖の「追加保証金」を請求された者も少なくなく、この事件に乗り遅れて途方もない追証金(個人で1000万超の追証を請求された者も…)を負わされた株主は生死も定かならない領域、つまり樹海に行く羽目になった。
かつて日本経済回復とネットビジネスの象徴とも見られていたライブドアが、わずか3日で大量の不幸な人間を生み出したこの一連の騒動は、経済事件の例によってニクソン・ショックをもじった「ライブドア・ショック」と呼ばれるようになったのである。
余談だが、その後のライブドアは下落を続け、とうとう2010年には韓国のNHN社に全株式を約900億ウォンで売却してしまった。その後のライブドアはNHNJapan傘下として、韓国にデータセンターを開くなど…まあ、ケンチャナヨ精神で頑張っていると信じたい。
コピペブログの総元締め
ニュース速報板の移転騒動の発端となった第二次ブログ連戦争の際、ライブドアがコピペブログの総元締めであることが明らかになった。
事は2009年以降、はちま起稿やゲーム速報@刃を初めとする、多くのアフィブロガーをイベントでライブドアブログに集め、 「Livedoor BR」にて企業と契約。傘下のブロガーに企業の希望する商品の記事を書かせていた。
なお、この業務を行っていたブログには「Powered by Blogger Alliance」と記載されていたが、 該当ブログは軒並み削除されている。
ブロガーアライアンスの詳しい内容はこちらを参照のこと。
Parent Directory
BlogASP_lowprice_plan_091215.pdf
BlogASP_price_091008.pdf
BlogASP_proposal_091210.pdf
Blogger_Alliance_20090420.pdf
Blogger_Alliance_20090427.pdf
Blogger_Alliance_20090707.pdf
BR掲載候補サイト
なお、このこととNHNが韓国企業であることから「コピペブログの利益を韓国に送金している」という疑いがあるが、状況証拠すらない状況のため、妄想の範疇にとどまっている。なお、堀江貴文氏がこのことにどこまで関わっていたかは全くの不明。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A2
読み:ライブドア
初版作成日: 08/09/16 09:43 ◆ 最終更新日: 12/02/19 23:38
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