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【大リーグ】

黒田、2度目のフリー打撃登板 35球で前に飛んだのは2球だけ

2012年3月3日 紙面から

 ヤンキースの黒田博樹投手(37)が1日、今キャンプ2度目となるフリー打撃に登板した。時事電などによると、球種を事前に告げてから投げた前回登板時(2月27日)とは違い、マーティン捕手とサインを交換しながらの“実戦形式”で、左右の打者2人にカーブやスライダーなど変化球も交えながら計35球を投げたが、前に飛んだ打球はわずか2球という内容だった。

 黒田本人は「この時期にしたらまずまずだが、このままだと厳しい。特にツーシームは動きが悪かった。スプリットも満足していない」と投手の仕上がりが早い段階での結果に自己採点は辛め。2日から始まるオープン戦で一つ一つの球種により一層磨きをかけていくことを課題に挙げた。

 対照的に練習を見守ったジラルディ監督は高評価で「投げたいところに投げられる。精神的にも強い。ピッチングは人生と同じで波があるが、彼はきちんと対応できる」と目を細めた。

 エース左腕サバシアに次ぐ先発ローテーション2番手の位置付けで、年間32試合ほどの登板を期待しているという。

 「とにかく無事に開幕を迎えてほしい。それ以上は望んでいない」と全幅の信頼を寄せていた。

 

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