NHK岩手県のニュース 盛岡放送局

“健康への影響極めて小さい”

福島第一原発の事故による子どもの内部被ばくについて、県の専門家による会議は、県内の132人の子どもの尿に含まれる放射性物質を調査した結果、多くの子どもの尿から放射性物質が検出されたもののごく微量だったことから「健康への影響は極めて小さいと考えられる」という結論を出しました。
岩手県は、子どもの内部被ばくによる影響を調べるため、去年12月から2月にかけて、一関市、奥州市、金ケ崎町、平泉町それに宮古市の3歳から15歳の子ども、あわせて132人の尿の調査を行い、2日開かれた県の専門家による会議で報告しました。
それによりますと、132人のうち119人の尿から放射性セシウムが検出され、最も値が高かったのは、尿1リットルあたり6ベクレル以上7ベクレル未満だったということです。
このデータをもとに70歳になるまで内部被ばくする放射線量を計算したところ、最大でも0.03ミリシーベルト未満だということです。
これは一般の人が1年間に浴びても健康に問題がないとされる1ミリシーベルトを大幅に下回ることから、会議では「内部被ばくによる健康影響は極めて小さいと考えられる」と結論づけました。
そのうえで「調査を継続する必要はないと考えられる」としました。これについて岩手県保健福祉部の小田島智弥部長は、「県としても、健康上の心配はなく、安心だと思っている。継続的に調査するかどうか検討したい」と話していました。

03月02日 18時42分

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