AKBメンバー4人目のソロデビューを果たした渡辺麻友。サンケイスポーツはソロ歌手としての誕生を祝う“バースデーケーキ”をプレゼント。等身大パネルに囲まれ、キラキラと瞳を輝かせた【拡大】
4年に1度しかない2月29日。ソロ歌手として一歩を踏み出したメモリアルデーにまゆゆを独占取材し、心境を聞いた。
「ついにやってきたなという感じです。朝は早起きしてCDショップに行きました。CDが並んでいるのを見てデビューしたんだと実感しました」。愛らしい小顔がきりっと引き締まった。
同曲は、テレビ東京系初主演ドラマ「さばドル」(金曜深夜0・53)のオープニングテーマ。AKBが誇る正統派アイドルのまゆゆらしい、王道アイドルソングだ。
「すごくかわいくて好きなメロディー。歌詞も青春って感じ。ストーリーを思い浮かべながら楽しく歌っています」
真摯な受け答えは、名前通り「麻」のようにまっすぐな人柄をしのばせる。多忙な日々のなかでうれしかった出来事ことについて聞くと、まゆゆは突然取り乱した。
にやにやしながら、「え~。ひとつしかない。あの話です!」と興奮を隠しきれない。
デビュー日の1週間前、あるごほうびがあった。大ファンと公言する宝塚歌劇団の舞台をテレビ番組の企画で観劇。憧れの花組男役スター、朝夏まなと(あさか・まなと)と電撃対面をした。
「まさかのサプライズですごい興奮してしまって。緊張と興奮で頭が真っ白になりました。でも、ちゃんとガン見して目に焼き付けましたよ」とうれしそうに報告。
大切なデビュー曲は、もちろん朝夏にプレゼントした。「いや~はい。照れましたね。笑顔で『ありがとう、聞くね』って。あ~もう! アハハ。ヘヘヘ。やびゃあ(やばい)です」
AKBでは「み~んなの目線をいただきまゆゆ~」のキャッチフレーズでおなじみだが、そのハートは麗しの男役スター・朝夏に打ち抜かれ、目線は完全に“いただきまゆゆ”されていた。
自分だけのごほうびはモチベーションにつながっている。「タカラヅカさんも毎日ステージをしてたくさんのファンがいる。ハマッてからAKBのファンの気持ちがわかるようになりました。こういう気持ちでステージを見たり、グッズを買うんだって思います」
12歳でAKBに加入したまゆゆは今月26日に18歳を迎える。高校を卒業し、本格的に社会人として羽ばたく節目の春だ。
「学校の先生や家族も助けてくれて無事に卒業です。お仕事一本で頑張っていきます」
18歳は飛躍の1年になりそうだ。「AKBの中で今まで私を見ていなかった人にも私のことを知ってもらいたいし、新しい一面を見せたいです」とソロ歌手での躍進に意欲的。
「普通のことですみません~」と照れながら、「AKBとしても個人としても頑張っていきたい。“うるう年レボリューション”を起こします」と宣言。AKBの次世代エースと言われるまゆゆが、本当の革命を起こす日はそう遠くなさそうだ。
★大好きなアニメ封印!!夢はアルバム制作
曲のプロモーションやドラマ撮影で多忙な最近は、大好きなアニメを見る時間はあまりないというまゆゆ。今後の夢をアルバム制作やライブと明かし、朝夏との共演を提案すると「仕事になんないです。お客さん忘れちゃう。それはアカンアカン」となぜか関西弁で照れながら否定した。
(紙面から)