【エルサレム＝共同】イスラエルの国営軍需企業「イスラエル・エアロスペース・インダストリー」は１日、最新鋭の弾道ミサイル迎撃システム「アロー３」の初実験を近い将来に実施すると発表した。発射実験の予定を事前に公表するのは異例。核兵器開発が疑われるイランをけん制する狙いとみられる。
イスラエルはイランの核武装阻止のため、先制攻撃に踏み切る可能性が指摘されている。その場合、イランは弾道ミサイルなどを使った報復攻撃に出るとみられている。
イスラエル政府当局者はロイター通信に対し、実験では中部テルアビブ南方の基地から迎撃ミサイルを発射すると語った。アロー３は米国との共同開発だが、実戦配備は2015年ごろまでずれ込むとみられている。
イスラエル国防省は２月10日、アロー２の改良型レーダーで模擬ミサイルを捕捉する実験を米国と共同実施した。
イスラエル、弾道ミサイル、ロイター通信
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