やきものは語る

ひとりごと・・・

どうしても見に行きたい企画展がありまして、今朝、ほんのちょっと仕事を抜け出し行ってきたんですよ。

展示期間が今年の1月8日からこの週末で終わり、って言うのでもう今しかない、と思いましてね・・・

なんせ今年は一月はブラホ&ショットショウ、二月は東京&岐阜出張で、気がついたらもう三月ですよ(^_^;)

早いですね・・・

で、この週末はナイフショウだからアレですし・・・

で、焼き物展示を見に行ったと見せかけて・・・

まず始めに、江戸時代の和船模型の展示です。
※模型の展示は撮影オケでした

これがね〜結構好きなんですよ・・・ここ来ると必ずコレから見るんですけどね。

司馬遼太郎の『菜の花の沖』が印象に強く残ってて、それからなんか和船が好きで・・・

こんなモノを買ってしまったんですよ・・・

和船模型「北前船」!

前政権の置き土産、定額給付金を元手に買っちまいました。

まぁ、未だ組み立ててはないんですけどね・・・

これが組み上がった暁には、盛大にお刺身の舟盛りパーティーやるつもり(-_-)ノU



それはさておき(^_^;)

江戸期のやきもの(陶器・磁器)から当時の生活を探ると言うもので、昔は各地に窯があって、それぞれの地域経済を支えていたんですね。

今でも残るメジャーな窯、例えば六古窯であるとか唐津や伊万里であるとか・・・そういうのも当時から全国的に流通していたんでしょうけど、なにしろ当時の物流というのを考えれば、なるべく近いところで生産するに越したことはないですからね。

なので江戸期の姫路藩領内で操業し、現在では廃れてしまった窯跡のモノが、展示物にも多数見られました。

この博物館はお城の北東にあるのですが、昔はこの一体は武家屋敷のあったところで、博物館建設の際に多数の遺物が発掘されたそうです。

おいらの通っていた中学校はお城の南側に位置して、そこも昔は武家屋敷地域だったはず。

当時、技術研修室の建て替えをやっていて、事前に発掘調査があったんですよね。

で、調査が終わったあとの敷地周辺には、大量の陶片が散乱していたんですよね・・・

当時はあまりピンと来なかったのですが、今にして思えば模様のキレイなヤツとか探して取っておけばよかったな・・・

なんせ当時はそんな情報というか意識も乏しいですしね。

趣味って、ちょっとした知識と情報が加われば、どんどん膨らむ世界ですよね。

なので、この週末は貴方の趣味の世界をさらに膨らませる良い機会です!

と、まとめは半ば強引にナイフショウ来て下さいね的な方向へ・・・

お待ちしています!!

酒飲んでる場合じゃなかった

催しモノ

今日で2月も終わりですね・・・

サクラブレイドショウ直前の一週間は、2日に一回はナイフショウネタを・・・とか言ってたんですが・・・

月曜日の更新をうっかり休んでしまいまして・・・

日数が足らなくなってしまい・・・

毎日やらないとネタが追いつかない状況になってしまいましたΣ(゚д゚lll)

なぜうっかり休んでしまったかというと・・・






毛蟹をいただいてですね・・・






そのちょっと前に珍しいお酒をいただいてですね・・・






スパークリング日本酒ってヤツなんですが、これが美味かったんですよ。

シュワッとフルーティーなのに日本酒の「コク」というか「らしさ」があって。

毛蟹の甘みと相まってヤメラレナイトマラナイだったわけです。

で、気付いたら更新の時間過ぎてたという・・・




と言うワケで・・・

しわ寄せは今日の更新に・・・

なのでナイフショウのネタです。

でも、コレ結構重要なアナウンスかも知れません。

こないだのフォールディングナイフショウは、午後2時過ぎから「ナイフ対談」と言うイヴェントがあって結構盛り上がってました。

コレクターのO澤さんと、トモ長谷川も参加することが直前に決まりました。

それをこのブログで告知して、それで知って見に行った、と言う方も結構おられたようで・・・

概ね好評であったと勝手に判断ψ(`∇´)ψ

調子に乗って次のナイフショウでも対談みたいなことやります!

だそうです。

前回に引き続き進行役というか、あれ何て言うんでしたっけ・・・MC?

トモ長谷川トークバラエティーみたいな・・・

イメイジ的にはこんな感じ・・・当ブログ2月19日のネタ

でも提案者は島田センセだから当然なんか喋らはりますよね?

主催者はネモっちゃんだから当然加わりますよね?メインですもんね。

ネモっちゃん主催のショウだし、なんもシガラミとかないし・・・って、しがらみって「柵」と変換されるんですね・・・

恐ろしいですね・・・

「柵」を取っ払ったぶっちゃけトーク。

業界裏ネタとか暴露話的なの出ないかな・・・ワクワク( ´ ▽ ` )

と言うワケで怖いモノ見たさに行ってみるか、てお考えの方も大歓迎でございます。

ぜひ皆様来て下さい!!

島田センセの話では、時間はハッキリ決めてないけど、ゲリラ的に始まるのも面白いよね・・・ですって・・・

ナイフショウのご案内詳細はこちら☆当ブログ2月26日のネタ

【業務連絡】
突然話を振られるかもしれないので、出展するメイカーさん達もなんかネタ考えておいて下さいね( ´ ▽ ` )ノ

ショウスペシャル

催しモノ

この週末のナイフショウについてはこちら!

で・・・先日のご案内では、出展者情報を掲載するのわすれてました(汗

私なりの解説付き(敬称略)

まずは主催者、根本ナイフ(サクラワークス)。もう説明なんて要りませんよね。

二部幸夫・・・こちらも今更・・・

吉川英治・・・JKG草創期のメンバーで腰の低い重鎮です。

水野清介・・・元クザンブレイドショウメンバーにして鍛造のプロ。越後鍛冶。

鈴木 光・・・やはり元クザンブレイドショウメンバー。実態は謎。おいらも何度も会ってる割にはイマイチよく知らなかったり・・・

鈴木義男・・・元クザンブレイドショウを引き継いだショウにどれだけ溶け込めるか!カスタムフォールダーの第一人者。

黒崎 真&黒崎 優 越後鍛冶もいればこちらは越前鍛冶。兄弟でタッグを組む若手有望株。鍛造技術を生かした作品を披露・・・の予定。

橋本庄市・・・当ブログではお馴染み!実は「検索語」で第2位の注目度。銀座ナイフショウでの人気が、元クザンブレイドショウ系でどれだけ通用するのか!!

島田英承・・・ご存じ「島田センセ」です。ま、いまさら説明いらないっすよね。

平山晴美・・・ナイフ業界の不思議ちゃん、て言えばこの方(でいいの?)。ハルミックワールドと言う独特の世界観をお持ちです。普段は重度のひきこもり系なのだそうなので、実物を見れる機会は貴重!

鉄の城 田邊利彦・・・こちらも元クザンブレイドショウの流れをくむ、唯一のメイカーではないテーブルホルダー。『さくっとな』と言えば、あぁ〜あの人ね、とお分かりの方も多いはず。

山下刃物店・・・つまりおいらです。当日は何を持って行こうか未だに迷い中・・・ディーラーとして参加します。

そして!

もうお一方・・・

特別待遇で紹介してよとプレッシャーかけられました(汗

なぜなら・・・

今回のショウになみなみならぬ意欲で望んでいるそうで・・・

ショウスペシャルをひっさげての参加、だそうです。

ちら見せ・・・

スミマセン・・・スミマセン・・・

ショウ前の大事な時期なので、少しでも引っ張らないといけないモノでして(;´Д`A

次の週末は東京でナイフショウ

催しモノ

なんやかんや言ってるウチにあと一週間ではないですか!

そう言えばこの月末はナイフマガジンの出版がありますね。

広告スペイスも三分の一くらい割いてナイフショウのこと載せたんですけど、ショウ自体は3月3日(土)4日(日)ですからね・・・どれだけの人の目にともるモノやら・・・

広告には詳しいことはウチのブログ見てね、って書いてあるので、ショウ前日までは2日に一回はナイフショウネタの予定です(^_^;)

会場がどの程度の広さか詳しくわからないんですが、主催者のネモっちゃんによると、だいたいクザンブレイドショウと同じかちょい広いくらい、らしいです

規模的には小さなナイフショウと言わざるを得ませんが、出展者がキクさん二部先生始め、平山晴美さんに島田センセ、ショウちゃんこと橋本庄市くんも・・・と個性派揃いという点では他のナイフショウを凌ぐかも。
山下刃物も一応テーブルを出させていただきます。

なので一般的なナイフショウとはちょっと違った「空間」になればいいな、と願っております。

特に、何かの間違いでこのブログに辿り着いて、何かの気の迷いでナイフになんか興味持っちゃったよ、と言う方には!
ぜひ会場にお越しいただいて、ナイフの奥深さに触れていただきたいな、と・・・

なにしろ・・・

前述のメンバーは日本のナイフ業界を代表する(と言い切っちゃっても過言ではないですよね?)作家揃いなのです。

しっかもっ・・・

山下刃物のテーブルを中心として、キクさんのテーブルや晴美さん&島田センセのテーブルが並ぶ予定。

と言うか、会場がそんなにデカくないと思うので、どっち向いても個性派がズラズラっと。

島田センセとか寡作の人達は、どうせそんなに売るモノ並べられないでしょうから(あ、言っちゃった)、この際色々質問とかぶつけてみては如何でしょうか!

そして!!

より深いナイフの世界に目覚めたら・・・

ご注文はぜひ山下刃物にて(爆

ええと・・・

ショウの詳細です。

1st SAKURA-BLADE SHOW  入場無料

SHOW SCHEDULE

日時 2012年3月3日(土)開場13時~19時
        4日(日)開場10時~16時
開場 東京都千代田区内神田1-18-12 内神田東誠ビル
   フォーラムミカサ エコ 8Fホール(会場アクセス)

この辺です・・・


大きな地図で見る

 

売りたいのに

島田センセのナイフ

売るモノがない・・・と言うのは小売業にとって大変辛いモノです。

ただ単に売れるモノ、流行のモノで手に入りやすいモノを仕入れて売りゃいいんですが、そんなのは巷に溢れているわけで・・・しかも扱っててもあんまり面白くもないし・・・

で、売りたいモノってのはどうしても個性的なモノで、且つ出来の良いモノで・・・となるワケですがそんなモノはそうそうたくさん手に入るはずがない・・・

無難に中華大量生産品でも売ってやっていける性格ならいいんですが、どうしてもどうしてもいらん方向へ向かってしまう(笑

やはり扱うモノは気に入ったモノで揃えたいという、融通の無さがそもそもの間違いの始まり。

そこへもって島田作品ですよ・・・

もう売る方にとっても買う方にとっても、迷宮に足を踏み入れたような・・・

島田センセの作品は、使える工芸品と題して、普通のナイフでは飽き足らない方々に支持をいただいてますが、まぁそれもなかなか忍耐力の要る話でございまして・・・

この大人のバタフライ、過去にも何度もネタにしているのですが、その時の話を掘り起こしてみよう、って過去記事を探したんですが出てこないんですよね・・・やはりここ最近からナイフに目覚めたという方も多いので、こういうモノはぜひ知ってもらいたいと思ったワケなんですけどね。

このブログには「島田センセのナイフ」って言うカテゴリーがあるんですが、もしかしてそこに登録されてないだけなのかも、と思って色々調べてみましたが・・・無い(汗

そうか・・・おいらのブログは今までヤフーブログやアメブロと転々としてきた、流浪のブログですから・・・すでに過去の記事は消えてしまってるんですよね・・・

と言うコトはもうそれだけ月日が流れたと言うコトですか・・・

まぁ、その辺はまた新たに紹介ネタ書いていくとします。

ところで・・・

今回の画像、写ってるのは羊肉の塩茹でなんですが・・・島田センセの工房の割と近くに(めっちゃ近いわけではないけど歩いて行ける範囲)モンゴル料理のお店がありまして、ここの羊肉がまた美味いんですよ。特にこの塩茹で。塩は岩塩で、茹でただけのシンプル料理なのにお肉が柔らかくて、ちょっとお肉に甘みもあってクセになりますよ。
羊肉って言うと敬遠される方もおられますが、コレ食っとかなかったら人生の何パーセントかは損する・・・とまで言えば大袈裟か・・・

しかもここのお店、ナイフで肉を骨から剥ぎ取り食す為、自分のナイフ持ち込みオケなのです。

さらに!

骨の髄を(これがまたまた美味い)取り出して食べるために、島田センセのやまぬこ(小)のプロトが常備されていると言うから、マニアにはたまりまへんでぇ〜(-_-)ノ

ますますいい味わいに

島田センセのナイフ

ナイフって手に入れた時の満足感とか、所有している喜びとか、色々ありますが、一番なのはナント言っても使ってる時ですよね。

と言うわけで・・・

山菜採りに使っちゃいますた(^_^)v

わかる人にはわかる、懐かしの「大人のバタフライ」です。

ハンドル材はグリーンキャンバスマイカルタ。これを大きな塊から繊維の目が横方向に走る部分で取ってもらい、経年変化で横に走る繊維が黄色くなってきて、より味わい深い感じに。
そしてさらに全体的な色が濃く黒っぽくなってきて、ますますええ感じに(^o^)

久々に登場させると「おぉ!そろそろ出来上がってくるのかっ!!」と変な期待感を持たせてしまいますが、残念ながらそう言う趣旨のネタではありません(汗

しかし、久々にネタとして採り上げてなんとか完成の方向に繋げたい(T_T)いや、マヂでそろそろ・・・

ところで・・・

コレがなぜ「大人のバタフライ」と呼んでいるかと言いますと、その昔・・・もう7〜8年前のコトになるでしょうか・・・

このナイフの作者、島田センセこと島田英承さん。

関の刃物まつり前日は、キクさん所に集まって「前夜祭」やるんですが、その時も例によって肉焼いたりエスニック料理作ってもらったり、ってみんなでワイワイやってたんですよね。

その時に、準備してた島田センセをふと見ると・・・

何かを切るためにポケットからナイフ取りだし、スチャっと片手で開いてササッと切って、スルッと片手で閉じてまたポケットへ・・・

その流れるような一連の動きに目ぇ釘付けっ!

そのナイフなんっすか?見せて見せて・・・とお願いして見たら、バタフライナイフだったと・・・

で、島田センセ曰く、バタフライナイフってさ、片手で簡単に開閉出来る最もシンプルで実用的なナイフなんだよ、と・・・

なるほどなるほど、確かにハンドルの片方さえ掴めれば、あとは軽く振ってブレイドオープン。しまうのも片手で楽々♪

しかし、バタフライナイフと言えば過去に色々ありましたから、悪いイメイジだけがつきまとい、実用的な側面が全然評価されてなかったり・・・と言う非常に残念な経緯がありまして・・・

ところがこの島田センセのバタフライは、随所にこだわりが見られ、ゴージャスなカスタムナイフとしても、実用ナイフとしても素晴らしい!
安くて粗雑なバタフライとは一線を画すと言うことで「大人のバタフライ」と・・・

3月3日(土)4日(日)のナイフショウには島田センセも出展すると言うことなので、ここはぜひ完成の方向へ向けてプレッシャーをかけていきたいところです!!

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