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【主張】陛下の手術終了 ご負担の軽減策を真剣に
今年も、術前の検査入院などの合間を縫って、講書始の儀、歌会始の儀、新大臣や最高裁判事の認証官任命式、リハビリ施設のご訪問、国立がん研究センター創立50周年記念式典へのご臨席などのご公務に追われた。
陛下の責任感の強さの表れと受け止めたいが、それがかえって過重なご負担になるのではないかと心配である。
手術後も、3月11日に東京で開かれる政府主催の東日本大震災1年の追悼式へのご出席など、重要なご公務が予定されている。
宮内庁は「医師の意見を聞き、両陛下にご相談して(ご負担軽減への)対応を決める」(風岡典之次長)と説明している。陛下のお仕事の中で、他の皇族方が分担できるものを精査し、少しでも陛下のご負担を減らしたい。
そのために、皇族の減少を食い止める方策も急務だ。まもなく、女性皇族が結婚しても皇族の身分を維持できる「女性宮家」創設に関する有識者からのヒアリングが始まる。さらに、野田佳彦首相が先の衆院予算委員会で表明した旧皇族の皇籍復帰も含めた幅広い検討を重ねて求めたい。
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