【バンコク西尾英之】ベトナム外務省は1日、中国と領有権を争う南シナ海の西沙諸島(英語名・パラセル諸島)で、悪天候を避けるため島に上陸しようとしたベトナム漁船が中国の監視船に襲撃され備品を奪われる事件があり、ハノイの中国大使館に抗議したことを明らかにした。
ベトナム国営紙などによると事件は2月22日に起きた。中国は襲撃を否定している。
ベトナム外務省は「中国の行為は重大な主権侵害」とし、領有問題の平和解決を目指して中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が02年に署名した「南シナ海行動宣言」にも違反すると主張した。
毎日新聞 2012年3月2日 20時53分
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