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秋入学 東大が政府に協力要請

3月2日 16時29分

秋入学 東大が政府に協力要請
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秋入学の導入を目指す東京大学の濱田純一学長は2日、内閣府で古川国家戦略担当大臣と会談し、「秋入学が実現できなければ日本がだめになるという危機感を持っている」と述べ、政府の協力を要請しました。

東京大学は、5年後をめどに入学時期を春から秋に全面的に変更する方針を発表しており、2日、濱田学長が内閣府を訪れ、国際社会で活躍できる人材育成を検討する関係閣僚会議の議長を務める古川国家戦略担当大臣と会談しました。
この中で、濱田学長は「秋入学が実現できなければ、東京大学だけでなく日本自体もだめになるという危機感を持っている。秋入学への移行にはコストがかかるほか、現在の公務員制度や国家試験などの見直しも必要になるので、協力をお願いしたい」と述べました。
これに対し、古川大臣は秋入学が導入された場合の課題を整理したことなどを説明したうえで、「まずは各大学でしっかり取り組んでもらい、政府が対応すべき課題が出てきたら、いつでも言ってもらいたい」と述べ、協力する考えを伝えました。