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火元は子どもが寝ていた2階か

3月2日 18時55分

火元は子どもが寝ていた2階か
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2日朝早く、群馬県桐生市の住宅から火が出て、41歳の母親が死亡し、9歳から3歳の子どもとみられる3人が遺体で見つかった火事で、警察は3人の身元の確認を急ぐとともに、焼け跡の状況などから子どもたちが寝ていた2階が火元とみて火事の原因を調べています。

2日午前5時ごろ、桐生市新里町の会社員、鏑木浩二さん(43)の住宅から火が出て、木造2階建ての住宅1棟およそ280平方メートルが全焼しました。
この火事で、病院に運ばれた鏑木さんの妻の展子さん(41)が死亡したほか、焼け跡から3人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、この家には鏑木さん夫婦と鏑木さんの75歳の母親、それに4人の子どもの合わせて7人が住んでいて、火事のあと、鏑木さんの長男の丞一朗くん(9)と次男の紳之介くん(7)そして、次女の史乃ちゃん(3)の3人の行方が分からなくなっているということです。
警察は、亡くなったのは3人の子どもたちとみて確認を急いでいます。
火事が起きたとき、展子さんと4人の子どもたちは2階で寝ていて、このうち12歳の長女は2階から飛び降りて逃げ、その際足をけがしたということです。
3人の遺体はいずれも2階の寝室や近くの廊下で見つかったということです。
また、鏑木さんと75歳の母親は1階で寝ていて、火事に気がついた母親が鏑木さんを起こして逃げましたが、鏑木さんは背中などにやけどをしているということです。
警察は、住宅の2階部分の焼け方が激しいことや、2階から火が出ていたという目撃情報があることから、2階が火元とみて現場検証をして火事の原因を調べています。