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2・3号機付近 濃度変化なし

3月2日 19時41分

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、1日、採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、前の日から大きな変化はありませんでした。

福島第一原発の周辺では、東京電力が、去年4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで海水の測定を行っています。
1日、2号機の取水口付近の海水から検出された放射性物質は、1cc当たりセシウム134が0.056ベクレル、セシウム137が0.081ベクレルで、ともに国の基準を下回りました。
また、3号機の取水口付近ではセシウム134が基準の3.5倍の0.21ベクレル、セシウム137が2.9倍の0.26ベクレル検出されました。
いずれも前の日から大きな変化はありませんでした。
一方、1日と先月29日、福島第一原発周辺の沿岸と沖合、合わせて6か所で行った調査では、沿岸の4か所で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。