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2012年3月1日11時31分

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汚染土壌のセシウム、加熱処理で除去 99.9%が揮発

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 原発事故で汚染された土壌の放射性セシウムを、加熱処理で99.9%除去する技術を太平洋セメント(本社・東京)や中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)などの研究チームが開発した。除染作業後の汚染土の保管量の減少につながると期待される。

 チームは福島県内の農地の汚染土に2種類のカルシウム化合物を加え、1350度まで加熱。セシウムの99.9%が揮発してフィルターで回収できることを確かめた。カルシウム化合物の添加で、土壌の粒子とセシウムの結びつきが弱まるのが今回の技術のポイントという。

 小型の電気炉で1時間加熱する実験では、土壌中に含まれる放射性セシウムが1キロあたり6万7300ベクレルから同29ベクレルへと激減した。

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