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大震災義援金 9月末まで延長

3月2日 17時34分

NHKと中央共同募金会などが行っている東日本大震災の義援金の受け付けが、ことし9月30日まで延長されます。

受け付けは今月末まででしたが、震災から1年を前に多くの義援金が寄せられていることから、受け付け期間をことし9月30日まで半年間延長することになりました。
義援金を受け付けているのは、▽全国のNHKと▽各都道府県の共同募金会、▽日本赤十字社の本社と各支部で、口座番号は「中央共同募金会東日本大震災義援金」が00170-6-518、「日本赤十字社東日本大震災義援金」が00140ー8ー507です。
窓口のほか、郵便振替でも受け付けていて、全額被災地に送られます。
郵便局とゆうちょ銀行の窓口での取り扱いの場合は、手数料が無料です。

義援金83%が被災者に配分

厚生労働省によりますと先月24日までに全国から中央共同募金会などに集まった東日本大震災の義援金は3488億円に上り、阪神・淡路大震災のときの2倍以上の金額となっています。
このうち、都道府県には死者・行方不明者の人数や全壊や半壊した住宅の世帯数などに応じて全体の99%に当たる3466億円が配分され、そこから被災者のもとには全体の83%に当たる2879億が届けられています。
地域別に見ますと、▽宮城県には1696億円が配分され、このうち81%の1369億が被災者に届けられたほか、▽福島県には1179億円が配分され84%の997億円が、▽岩手県には322億円が配分され90%の290億円がそれぞれ被災者に届けられています。
厚生労働省は「震災から1年近くたった今でも被害の証明が済んでいない世帯もあるが、送金の事務などを行う自治体の体制は整っているので被害が確定した被災者には滞りなく義援金が届けられている」と話しています。