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東京スカイツリー 竣工式

3月2日 13時54分

東京スカイツリー 竣工式
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高さ634メートルの世界一の高さを誇るタワー、「東京スカイツリー」が、3年8か月に及ぶ工事を終えて無事に完成し、2日、竣工(しゅんこう)式が行われました。

東京・墨田区の「東京スカイツリー」は、地上デジタル放送の電波を発信する電波塔として平成20年7月に建設が始まり、先月までの3年8か月にわたって、総工費およそ650億円をかけて工事が進められてきました。
2日は、完成したツリーの1階部分で、ツリーを運営する会社や工事や放送の関係者などおよそ70人が集まって神事が行われ、神職が祝詞を奏上したのに続いて神楽舞が奉納され、出席者たちが神前に玉串を納めていきました。
国内では最も高い建造物となるスカイツリーには、風や地震での揺れを軽減する特殊な構造や通常のものより2倍の強度の鉄骨など、さまざまな技術が駆使されています。
建設の過程では、高いところまで鉄骨をつり上げるために4基の特殊な大型クレーンが登場して、ツリーの工事の象徴として人気を集めました。
延べ58万人が工事に携わり、事故もなく完成を迎えました。
ツリーを運営する会社の母体となる東武鉄道の根津嘉澄社長は「建設を見守ってくれた地元の住民の方にお礼を言いたい。日本の状況が厳しいなか、ツリーをきっかけに明るく元気が出る日本になれば」と話していました。
東京スカイツリーは5月22日に開業します。