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「資金集まりすぎて…」AIJ、人気装い勧誘

読売新聞 3月1日(木)15時26分配信

 投資顧問会社「AIJ投資顧問」(東京都中央区)が、運用を任された企業年金資金約2000億円を消失させた問題で、同社の営業マンが顧客の厚生年金基金などを勧誘する際、「資金が集まりすぎて、今は新規募集を停止している」などと話していたことが分かった。

 証券取引等監視委員会は、同社は実際には損失が拡大していたのに、顧客に対しては高利回りの人気商品だと説明し、資金を集めていたとみている。

 AIJに運用を委託した企業年金は昨年12月時点で94に上ることが、監視委の調べでわかった。厚生労働省によると昨年3月末現在では計84だったが、その後10増えたことになる。

 複数の基金関係者によると、同社は、英領ケイマン諸島のファンドを通じて投資を行う、と説明。商品は株式や債券など投資先に応じて3種類あった。基金側に示した資料には、運用開始後の月ごとの利回りや、2002年の運用開始以来、昨年までの累積の利回りは約250%に上る、との運用実績が書かれていた。

最終更新:3月1日(木)15時26分

読売新聞

 

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