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(2時間27分前に更新) |
仲井真弘多知事は2日、県庁内での定例会見で、昨年4月に極秘で尖閣諸島を上空視察した目的について、「沖縄中をすべて回ろうという私の現場主義の一つ。尖閣も沖縄県域の一つであり、見に行くのは当然」と述べた。視察を公開しなかったのは領土問題を理由に知事の視察中止を求めてきた中国や台湾への配慮か、との質問に対しては、「尖閣に領土問題はないと認識している」と答えた。
また、「自衛隊機のP3Cなどがいろんなところを回っていると聞いていた。そういうものに乗り、どういう活動かを見る目的もあった」と、自衛隊活動を視察する一環でもあったと説明した。
東日本大震災で発生したがれきの受け入れ検討については、「実際に受け入れが可能かどうかの検討はこれから」と述べ、「可能であれば受け入れは必要」との認識をあらためて示した。受け入れの是非については、昨年3月に立ち上げた県内企業など187団体が加入する東日本大震災支援協力会議(通称・県民会議)で検討する考えも示した。