松本市筑摩３のパチンコ店「ＭＶＰ筑摩店」で２４日深夜に男性従業員（３６）が男に刃物で刺された事件で、松本署は２５日、逃走した男は閉店後の店内に強盗目的で押し入ろうとした可能性が高いと判断、容疑を傷害から強盗傷害に切り替えて行方を追っている。

　同署によると、被害男性は軽傷のもよう。男は４０歳前後の痩せ形で身長１７０センチぐらい。黒っぽいニット帽かフードをかぶり、黒っぽいジャンパーを着ていた。被害男性は男が逃げる姿を見ておらず、男がどちらの方角に、どんな手段で逃げたかは分かっていない。

　店の営業時間は午後１１時まで。同署によると、従業員は普段から閉店後に売上金を持って出ることはなく、男は被害男性に対し、明確に金品を要求しなかった。しかし、被害男性が１人で店を閉め、従業員らの通用口付近で被害に遭った現場の状況から強盗傷害容疑で調べている。

　同署はフリーダイヤル（電話０１２０・００５・５６９）を設け、情報提供を呼びかけている。