中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

キャンプ地球場でオギャ〜!! 赤子取り上げたのは男性球団職員

2012年3月2日 紙面から

 めでたい兆候かも!? フロリダ州ブラデントンにあるパイレーツのキャンプ本拠地球場でイベントに出席した女性ファンが産気づき、敷地内で男児を出産するハプニングがあった。29日に複数の米メディアが伝えた。取り上げたのは、何とパイレーツの男性球団職員。球場名のマケクニーフィールドにちなみ、男児は「マケクニー」と名付けられ、球団ではファンクラブの終身会員証を無料発行することも検討しているという。

 幸せなハプニングがあったのは2月28日の夕方。パイレーツのキャンプ本拠地マケクニーフィールドで行われたイベントの最中だった。地元在住のラターシャ・カークさん(29)がグラウンドを歩いていたところ突然具合が悪くなったという。

 パイレーツでフロリダ担当統括部長を務めるトレバー・グッビーさん(35)はラターシャさんが妊娠8カ月だと知って大慌て。すぐに救急車を手配し、車いすで球場の正面入り口へ運んだところラターシャさんがその場で「赤ん坊が出そう!」と絶叫。球場で出産することを決断した。

 グッビーさんは2児の父。以前に出席したラマーズ法の授業を必死で思い出し、「とにかく深呼吸して、落ち着いて」と励ました。すると一度いきんだだけで赤ん坊が出てきたという。「タオルでキャッチしたんだ。(パ軍のスター外野手)マカチェンばりのキャッチだったよ」と喜んだ。

 肝心の父親はというと、ラターシャさんの食べ物を取りに行っていて、出産をまるまる見逃したという。母子はその後、病院に搬送されたが、ともに健康。産まれたのは男児で体重2320グラム。球場名にちなみ「マケクニー」と名付けられた。

 グッビーさんは病院にお見舞いに行き、球団グッズやおむつなどをプレゼント。「赤ちゃんを無料でファンクラブの終身会員にするよ」と生涯サポートを約束すると、ラターシャさんは「彼のことは一生忘れない」と感謝した。

 パ軍は現在、米4大スポーツでワーストの19年連続負け越し中。オープン戦直前のほほ笑ましい出来事で、ひょっとするとチームにも幸運が舞い込んでくるかも−。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ