合意したはずだ…北朝鮮の発表に米が疑問

  • 2012年 03月01日 20時12分
  • 提供元:読売新聞
 【ワシントン=白川義和】米国と北朝鮮が2月29日発表した核開発問題に関する合意の内容を巡って、米政府高官は、北朝鮮がウラン濃縮だけでなく、プルトニウム型核開発の停止にも改めて同意したとの認識を示した。
 29日に北朝鮮側が発表した合意内容には、米国側の発表で指摘されたプルトニウム型核開発に使われる寧辺(ヨンビョン)の5000キロ・ワット原子炉(黒鉛減速炉)の無能力化の確認は含まれていない。この点について米高官は「彼らは間違いなく合意した」と述べ、北朝鮮側に真意をただしていく考えを示した。
 北朝鮮は6か国協議の合意に基づき、2007年には寧辺核施設の無能力化にいったん着手したが、08年に6か国協議が決裂した後では再稼働の動きをみせていた。米国は、ウラン型だけでなく、プルトニウム型の核開発封じ込めも検証したい考えがある。

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