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【プロ野球】

セ予告先発は先送り 阪神慎重…8日に結論

2012年3月2日 紙面から

 セの予告先発導入の結論は先送り−。プロ野球、セ・リーグの定例理事会が1日、東京都内で開かれ、今季から導入を目指している「予告先発」に関して協議。阪神が唯一、導入に慎重な姿勢を示したことから継続審議となり、8日に臨時理事会を開いて結論を出すことになった。

 約2時間半にも及んだ予告先発導入に関する協議。理事長を務める中日・佐藤球団代表が「(可否)いずれの可能性も含めて先送りです」と話した通り、結論は見送られることとなった。その要因は唯一、予告先発導入へ消極的な姿勢を見せた阪神の動向だ。

 理事会に出席した阪神・四藤(よつふじ)球団専務は「反対というわけではないが、現時点では賛成できかねます。各球団の意見を持ち帰って議論したい」と神妙な面持ちでコメント。断固拒絶という強硬な姿勢こそ見せなかったが、難色を示しているのだけは確かだ。理事会での協議内容をメールで受け取った阪神・南球団社長も「パに合わせるだけならやる必要はない。事前の駆け引きが面白いというファンの声も伝わってくるし…」と険しい表情を浮かべた。

 予告先発導入は1月24日の実行委員会後に各球団首脳が出席した会合で話し合われ、セ6球団の全会一致が導入の絶対条件。ただ、阪神は早期導入へ慎重な構えを見せており、この日、改めてその姿勢が浮き彫りになった形だ。今後はオーナー会議が行われる8日に臨時のセ理事会を開いて結論を出す方針。仮に導入された場合も交流戦やクライマックスシリーズ、日本シリーズはどうするかの議論も残されており、まだ紛糾する可能性もはらんでいる。

 

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