20㌧クレーン用モーター
今日は20㌧の品物を持ち上げるクレーンの巻上げモーターオーバーホール。日立TFO-DR-37kW-6P-200/400vだ。これは両軸タイプで300φ程のプーリーとカップリングが付いている。画像は既に抜いてしまった状態で冷却ファンを自具で抜くところ。インバーターの無い時代のローターに段階的に抵抗を加え回転スピードを可変する。両軸にはスラスタブレーキ&電磁ブレーキが装着され強力に制動させる。オーバーホール内容は絶縁低下で全バラしコイルとローターの絶縁向上処理を行いベアリング交換をする。次回にその模様は書きます。あっちもこっちもバラバラなモーターだらけになってます。部品待ち、バラして見積出したけど客の返事待ち、処理中などなど…。社内修理中に、現場突発仕事があれば、すっ飛んで行くので、結構大変。現状で、修理5台、現場修理予約3社、見積依頼6件。全て把握して対応せねばならない。その間にも依頼が増えるだろうし。体も頭も結構使うし現場作業は危険がいっぱいだ。部品だって頼んですぐ手に入るのもあれば、2ヶ月待ちとか、うちで作るとかで、いい加減にやってると何が何だか判らなくなる。うちのたった一人の社員は言われた事だけやってれば良いのだから楽だよなぁー。大して危険も無く頭も使わず、客対応もしない。俺が何時も一人現場で苦労しようが関係ないしな。こっちが抱え込んで動き回ってる時なんかに”これは私には出来ません”とか言われると少しは己を精進させろよ!”と言いたくなる。散々教えたのだけど、それをプラスに出来ない人間性なので仕方ないのか?と思ったりもしたが、そんな折に俺が怖くて”会社を止めたい…。”なんて言い出した事あったからな。歳は10も上なのにコイルの巻替えと簡単なモーターの修理だけ。やった事ないモーターは絶対手を出さない。旋盤作業や油塗れの手で電話に出られず”変わりに出て!”と言っても”対応できないから…。”と出ない。 社内に社員一人の時電話出れば、”私は判らないので…。”と電話を切り、俺が帰って来ると”電話ありました”と言うので、”何処の会社から?”と聞くと”忘れました…”とか、会社判っても”電話くれた相手の名前聞かなかった…。とか…。”最悪だったのは、お客から電話が来て”何時になったら直しに来るんだ!”とお怒り。話聞くと、”2日前に電話したら、いつもの人じゃない人が出たけど、その人頼んでおいたんだ!”との事。子供だって伝言くらい出来るのに…と、こんな様だから何事も任せない。客とまれに話せばタメ口だし…。お客様あっての仕事であって、お客様があるからお前給料貰ってるんだぞと何度も言ったが右から左。真面目が取り得…そうなんだよ真面目が取り得なんだって事が判った時に割り切ったんだ。それ以上期待するのは無理なんだと。悪い事も全くしないが、気を利かすような事もしない。人生も無難な人生で、競ったり、喧嘩したりもない。勿論趣味もなく俺には詰まらない人生としか言いようがない。失敗も多々あるが泣くほど悔しんだり、喜んだり、挫折したり、謝罪したり…と俺はそう言う人生が性に合ってる。人それぞれなので、まぁ平凡が一番って事なんだろね。一般的には俺みたいな人間はガキだと言う。でも泣くほど悔しんだり、笑ったり、泣いたり、挫折したり、そういう人生がいい。他人に、けなされようが、笑われようが、馬鹿にされようが、そんな奴らは気にも止めない。だけど、そんな中でも一握りの人でも、こんな俺に好意を持って受け入れてくれるのなら、誠意を持って接しよう。そして、この先に何があるか判らないが家族を裏切らず出来るだけ悲しませるような事をしないよう努め、これからも俺は俺の信じる道を生きていくぞ!
by sakura-39-39 | 2010-06-24 00:26 | 仕事 | Trackback | Comments(0)