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がれき広域処理 野党も協力へ

2月25日 7時49分

がれき広域処理 野党も協力へ
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震災からの復興に向けて、被災地のがれき処理が課題となるなかで、政府が、野党側にも協力を要請したのに対し、自民党はがれきの広域処理を進めるため、自治体や住民の理解を求めるよう、全国の地方組織に指示することになりました。

がれきを被災地以外で受け入れる広域処理を巡っては、放射性物質に対する不安などから東北地方以外で受け入れているのは東京都だけにとどまっており、細野環境大臣は、野党側にも受け入れや処理の促進に向けて協力を要請しました。
このうち自民党は、党内で調整した結果、「がれきは復興の妨げになっており、党派を超えて処理に取り組む必要がある」などとして、自治体や住民の理解を求めるよう、全国の地方組織に指示することになりました。
具体的には、都道府県連に対し自治体でがれきの処理を受け入れられないか、議会を通じて働きかけるよう求めることにしています。
一方、党の地方組織からは、がれきを焼却処分したあとの灰は国有地で最終的に処理すべきだという指摘があることから、党本部は責任をもって国が取り組むよう、改めて政府に求めることにしています。
このほか、公明党は協力する考えを伝えたほか、共産党は住民の懸念を払拭(ふっしょく)するよう求めました。