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住宅用まきの灰 4県で国の基準超

2月25日 4時55分

住宅用まきの灰 4県で国の基準超
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東北と関東地方の住宅で、近くの山林などから採ったまきを燃やした灰を調べたところ、福島など4つの県の13か所で国の基準を超える放射性セシウムが検出され、環境省は安全性が確認されている市販のまきを使うことなどを呼びかけています。

去年11月、福島県二本松市の住宅で保管されていたまきをストーブで燃やした灰から、埋め立てできる基準の1キロ当たり8000ベクレルを大きく上回る4万3780ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
環境省は同じようなケースがないか、東北と関東の8つの県の65か所の住宅で、風呂やストーブの燃料として燃やされたまきの灰を調査しました。
その結果、岩手、宮城、福島、茨城の4つの県の13か所で、基準を上回る放射性セシウムが検出されました。
いずれも近くの山林などで採ってきたまきで、最も数値が高かったのは、▽福島県の住宅の1キロ当たり24万ベクレルで、▽岩手県では最大で1万100ベクレル、▽宮城県では最大で1万4100ベクレル、▽茨城県では最大で9500ベクレルでした。
環境省は、震災後に屋外で保管されていたまきを燃やした灰は庭や畑にまいたりせず、市町村が回収するよう呼びかけるとともに、安全性が確保されている市販のまきを使うよう、24日、東北と関東の8つの県に通知しました。