［事件］金山開発もうたい詐欺容疑　水資源事件の勧誘役再逮捕（2011.9.28 21:44）

　水資源の権利売買をうたった投資詐欺事件で、大阪府警など６府県警の合同捜査本部は２８日、詐欺容疑で会社役員、粟田和弥容疑者（４０）＝大阪市福島区＝ら販売グループのうち電話で勧誘する役の２０人を再逮捕した。

　粟田容疑者ら１３人の再逮捕容疑は、共謀し都内の不動産会社「ほしの開発」のパンフレットを滋賀県彦根市の当時７０代の女性に発送。「譲渡担保権」と称する権利の購入を勧めて「すぐに高値で買い取る」などとうそを言い、今年６月と８月の２回、計約１６０万円をだまし取った疑い。

　ほかの７人の再逮捕容疑は共謀し、ほしの開発のパンフレットを愛知県岡崎市の当時７０代の女性に発送。同様の手口で８月に２回、計約８０万円をだまし取った疑い。

　ほしの開発は勧誘の際、「福岡県内で金山の開発に関わっている」と説明。合同捜査本部は今月２０日、販売グループのうち別に指示役の３人を逮捕している。